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フィギュア スケート コラム 2023年1月21日

第72回全国高等学校スケート競技・アイスホッケー競技選手権大会(インターハイ)フィギュアスケート競技 男子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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「アクセルを成功して安心してしまうのかもしれません。練習では降りているので、本番に弱さが出ているのかな、と痛感したので、そこはもっとメンタルを鍛えたいと思います」

昨年のインターハイでは靴のトラブルなどがあり、本調子で臨めなかったと話していた。

「今年はトラブルなく、調子も良かったので、ただ本番に合わせることができなかっただけです。自分の弱さだと思います」

そこを改善するためには何が必要だと考えているのだろうか。

「今日は結果にこだわってしまい、楽しむという気持ちを忘れていたのかな、と思います。フィギュアスケートは楽しくて始めたものなので、結果にこだわり過ぎると本来の自分の演技ができないと思います。もっと楽しめるようになりたいです」

今回は表彰台という目標があったことも、ジャンプにこだわり過ぎる要因になったようだが、1年前と比べると明らかに上達していると感じる。演技に華のある、将来が楽しみな選手だ。来季は全日本選手権など、もっと大きな舞台で演技を観たいものだ。

6位 朝賀俊太朗

朝賀俊太朗

今季、西日本ジュニアで優勝するなど活躍した朝賀俊太朗。しかしシーズン後半は怪我に苦しみ、このインターハイでも納得のいく演技はできなかった。

「今日の演技はひどかったです。体にいい力が入っていなくて、無理やり跳んだジャンプが多かったです。怪我はもうほとんど治っているんですが、最近ようやくルッツ、フリップを跳び出しました。インターハイは、学校別という、個人とは違うものを背負って滑る大会なので、それを楽しくできたことは良かったと思います」

西日本ジュニアで優勝したところまでは順調だったが、その後に怪我をしてしまったのだという。

「西日本ジュニアの1週間後に痛くなって、全日本ジュニアの直前にはトウを突くことができなくなりました」

症状はかなりひどかったようで、それを聞くとむしろ良く頑張った今季の成績だったと思えるほどだ。今季はトリプルアクセルを封印して、完成度勝負で挑んで西日本ジュニアで優勝したが、来季はどうするのだろうか。

「来季はトリプルアクセルは必須だと思うので、オフに練習して来季は初戦からトリプルアクセルを入れたいと思います。体力を戻して、ルッツ、フリップも元の状態に戻したいです」

スケート全体の質はとても高いものを持っている選手。来季は何とか大技を習得してもらいたいものだ。

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