人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2023年1月20日

第72回全国高等学校スケート競技・アイスホッケー競技選手権大会(インターハイ)フィギュアスケート競技 女子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
  • Line

6位 清水咲衣

清水咲衣

美しい表現力が魅力の選手だ。「毎試合、自分の感情をすべて伝えられるように心がけています」と話してくれたが、その言葉通りの演技だった。

「フリーは回転不足があって、全体では悔しい演技だったんですが、後半は切り替えてクリーンなジャンプが跳べたので、そこが収穫でした。去年の7位より上の順位を目指していました。来季は全日本選手権に出られるように頑張りたいです」

今季は全日本ジュニアで11位と、全日本選手権への推薦が得られる8位以内に入ることができなかったが、あともう少しで目標が叶うはずだ。現在、重点的に練習しているという、セカンドトリプルの習得を楽しみにしたい。

7位 穂積乃愛

穂積乃愛

本人としては満足のいく演技ではなかったようだが、今季の成長ぶりがの表れた演技だったように感じる。

「インターハイ前の練習がうまく行ってなくて、それに比べたら7割、8割の演技はできたんじゃないかと思いますが、100%じゃなかったので、悔しい思いがあります。インターハイは2回目です。昨年に比べて演技構成も難しくなりましたし、少し成長して戻ってこられたんじゃないかと思います」

かつて太田由希奈コーチに師事していた頃は、振付を美しく踊る印象が強い選手だったが、岡島コーチのチームに移籍してからはエレメンツの強化に取り組んでいる様子だ。

「自分が得意なのはスケーティングだと思っています。由希奈先生に教わったことを生かしながら、ジャンプは岡島先生に習って大分いいものが跳べるようになってきていると思います」

今季、全日本ジュニアでは9位。8位までが推薦出場できる全日本選手権の出場をあと一歩で逃した。

「凄く悔しくてショックだったんですけど、来季はもっと強くなって全日本に行けるように頑張ろう、と今は思っています。安定感のあるジャンプを跳べるようになりたいですし、今の構成のままだと点数が低いと思うので、3+3を入れられるようにしたい」

今季は東日本ジュニアのフリーが素晴らしい出来栄えだった。現地で観て感動したのだが、本人も言う通り、まだ安定感に乏しいところがある。その不安が全日本ジュニアに出てしまったのだろう。来季は難度と安定感、両方を追求するとのことなので、是非成し遂げて、全日本選手権出場を果たしてもらいたいものだ。

8位 岩崎陽菜

岩崎陽菜

今季ではベストの出来栄えだったのではないだろうか。フリーで順位を上げ、8位に入賞することができた。ジャンプで壁に激突するアクシデントも乗り越えた。

「今日は大きく崩れずに演技を終えられて良かったと思います。壁に当たって痛かったんですけど、いつもフリーで崩れて順位を落としているので、今回は意地でもやるぞ、という気持ちで頑張りました。これからは毎試合パーソナルベストを更新していきたい」

ルッツ、フリップを跳べる選手だ。今後、安定感が増せばもっとスコアは上がっていくことだろう。

文:中村 康一 / Image Works

代替画像

中村康一(Image Works)

フィギュアスケートを中心に活躍するスポーツフォトグラファー。日本全国の大会を飛び回り、選手の最高の瞬間を撮影するために、日夜シャッターを押し続ける。Image Works代表。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!

フィギュア スケートの放送・配信ページへ