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フィギュア スケート コラム 2022年7月30日

#8【鼎談】町田樹 × 水鳥寿思さん × 赤平大 ー「AI採点」についてー(3) | 町田樹のスポーツアカデミア 【Forum:フィギュアスケートが求める理想のルール】

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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町田(以下M):そうですね。今スポーツ界全体がそうかもしれないですね。例えば柔道界でもそうです。小学生は全国大会が廃止の議論がされたりしています。どの競技も選手の健康、これを守りながら、いかに面白いパフォーマンスを提供できるか。そこにフォーカスを当てたルール改正が考えられていきそうですよね。体操も確か1997年頃に14歳から16歳に女性は年齢を引き上げましたけれども、その効果というのは感じられたりしておられますか。

H:そうですね。特に男子は、そんなに大きな問題はなかったと言いますか、元々、例えば吊り輪など、力がないと勝負ができませんので、男子は16歳で出られたとしても、そこで出てくる選手もほとんどいなかったんです。女子は体の部分で、不調になって競技力を落としたり、引退に追い込まれたりしてしまうケースもありました。そういった部分では寄与しているのではないかなと思います。

M:女子アスリートの三不調、エネルギー不足から無月経になり骨粗鬆症に発展、選手生命が脅かされるという負のスパイラルがあるわけです。そしてそれは必ずしも女性だけに起こるものではなく、男性にも同じことが言えます。相対的エネルギー不足、通称RED-Sと言われている概念がIOCを通じて発信されておりますけれども、過度なトレーニングをすることによって精神面や内臓の機能など、あらゆるところに不調が出てきてしまう。健康を害してしまうアスリートもたくさん出てくると、これをいかに抑止すべきかということが、非常に大事だと思うんです。SDGsではないですけど、持続可能性であるべきだ、と言われています。いかに選手たちを健全な形で長く競技に取り組んでもらえるか。その理念でもって行うルールを議論していく必要があると思うんですよね。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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