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ラグビー コラム 2026年8月29日

明治大学、現在地を知った帝京大学戦。大学ラグビー菅平合宿 練習試合

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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ボールキャリーする大川主将

8月25日、『アンダーアーマー菅平サニアパーク』のメイングラウンドで、明治大学は帝京大学と対戦した。

両校にとってAチームの夏合宿最終戦となった今試合。前半は明大ペースで試合が進んだものの、後半は一転して連続トライを奪われ苦しい展開に。終盤に1トライを返すも点差を縮めることはできず、最終スコア19-42で敗れた。

大学ラグビー 菅平合宿 2026

帝京大ボールのキックオフで試合はスタートした。前半10分、ハーフウェイライン付近での左FL(フランカー)大川虎拓郎主将(法4=東福岡)のスティールから、この日最初のラインアウトを選択した明大。

しかし、リフトが合わずボールをロストし陣地を大きく戻される。それでも自陣からボールをつなぐ明大は、右LO(ロック)古賀大輝(政経3=佐賀工)のラインブレークで大きく前進し、相手陣内でのラインアウトを得た。

乱れたボールがSH(スクラムハーフ)岡元聡志(商1=京都成章)に渡ると、岡元がそのまま相手陣5mラインまで大きくキャリーする。ゴール前でボールを大きく振ってトライを狙うが、ノックフォワードから帝京大のカウンターを受け逆に自陣深くに押し込められるピンチを迎えた。だが、ここは粘り強いディフェンスでトライを許さず。

試合が動いたのは前半13分。大外への展開から右FL久保太進(法3=長崎北陽台)がライン際をブレークしビックゲイン。オフロードパスを受け取った右WTB(ウイング)白井瑛人(商3=桐蔭学園)が先制のトライを挙げた。「いいアタックができたので、しっかりつなげてトライを取ることができた」(白井)。

その後も一進一退の攻防が続く。36分には相手陣深くでのラインアウトからHO(フッカー)高比良恭介(政経3=東福岡)がショートサイドを突いてトライラインへ迫り、NO8(ナンバーエイト)藤井達哉(政経4=東福岡)がボールをトライゾーンへねじ込んだ。

しかし、終盤は帝京大の時間が続く。明大は自陣で粘りを見せるが、スクラムからBK(バックス)の素早い展開を許し、帝京大のFB(フルバック)本橋尭也に1トライを返され12-7で試合を折り返した。

大学ラグビー 菅平合宿 2026 練習試合(8月25日)

【ハイライト動画】明治大学 vs. 帝京大学

「(試合では)自分たちが大切にしなければいけない所、アタック、ディフェンスともに速いセットをすることを意識して臨んだ。前半までは良い感じにできていた」(FB竹之下仁吾・政経4=報徳学園)。

後半序盤も帝京大のペースが続いた。後半2分にテンポのいいアタックからトライを許すと、その後も後半5分、後半9分と立て続けにトライを奪われる。

相手ランナーに対しての左CTB(センター)大和哲将(政経3=佐賀工)のバッキングアップなども光ったが、選手は「自分たちのディフェンスのアーリーセットができておらず、そこからバンバン取られてしまった。ハドルなどで自分たちリーダー陣がしっかりチームとして目指していくべき方向を示していかなければいけなかった」(竹之下)と重く受け止める。

それでも後半18分にはスクラムでペナルティを奪い、相手陣でのラインアウトからテンポよくアタックを進めていく明大。SO(スタンドオフ)萩井耀司(商3=桐蔭学園)から大外の久保へのロングパスがつながり、前半同様のビックゲインが生まれるかに思えたが惜しくもタッチラインを割ってしまう。

その後も我慢比べの時間が続くが、スクラムやラインアウトで劣勢に立ち後半27分にトライを奪われる。「ヒットで負けて、モールで負けて、重要な観点で全部FW(フォワード)で負けてしまった」(右PR/プロップ山口匠・政経4=流経大柏)。

途中出場からトライを挙げた中川

それでも後半31分、ようやくアタックの機会を得ると、アドバンテージを得た明大はラインアウトからFWの選手を当てて、じわじわとトライラインへ迫っていく。一度は帝京大の赤い壁にトライを阻まれるも、ゴールポスト正面でのサインプレーからラックサイドを突き途中出場の中川功己(営4=流経大柏)が一矢報いた。

だが、後半40分にはボールを奪われ、さらにもう1トライを奪われる。明大はラスト1プレーを迎え、最後まで果敢に攻めかかるも痛恨のノックフォワード。最終スコア19-42でノーサイドとなった。

ラグビー 関東大学対抗戦 2026

「前半は取り切るべきところで取れず、攻めている割には思った以上に点差が離れなかったので余裕は生まれなかった。ずっと追いかけられているような(感覚があり)、点数は取っているけれど上手くいかない、みんなの雰囲気は上がらないという状況が続いた」。

「逆に帝京さんは前半の最後にトライを取って気持ち的な部分で上回っていた。前半でしっかり取り切る所を取れていれば、心の余裕や、プレーに対しての余裕が生まれたと思うので、前半がすべてだったと思う」(大川主将)。

新戦力が躍動した春、さらなる課題と収穫を得た夏。選手は「やろうとしたことは、全て出した。それに対しての精度や修正すべき点がしっかり見つかったので、修正を重ねていきながら、いい準備していきたい」(大川主将)と先を見据える。

2週間後には関東大学対抗戦が開幕する。連覇を懸けたシーズンがいよいよ始まる。明大の初戦は9月12日。秩父宮ラグビー場で青山学院大学と対戦する。

「2連覇という大きな目標があるが、しっかり目の前の相手と全力で戦って、少しずつ成長して、もう負けないように頑張りたい」(大川主将)。一戦一戦に『ALL IN』する。

文/写真:加藤晃誠(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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