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ラグビー コラム 2026年8月21日

【ハイライト動画あり】明大対京産大、夏の陣は、学生王者が最後に突き放す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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8月20日(木)、長野県の菅平高原サニアパークのメイングラウンドで行われた注目の一戦は予想に違わぬ接戦となった。学生王者・明大、春の関西王者・京産大の戦いは、午後1時、明大のキックオフで始まった。立ち上がりの攻防では明大のディフェンスラインが素早く上がって京産大のミスを誘い、そこから連続攻撃。フィールドの右半分を使って大きく攻め込み、最後は左オープン展開で左タッチライン沿いにいたFL大川虎拓郎キャプテン(4年)が左コーナーへトライ。先制に成功する。ゴールは決まらず、スコアは5-0。

京産大もすぐに反撃し、明大のトライライン手前のラインアウトからモールを組む。ここは明大のディフェンスが止めたが、攻撃は継続され、最後は1年生LOエドウィン・ランギがタックルされながら押し込み、トライエリアへ。FB金侑雅(3年)がゴールを決めて、5-7と逆転に成功する。

明大も前半8分、モールを押し込んでトライラインに迫り、ラックサイドをPR山口匠(4年)がついてトライ、SO萩井耀司(3年)がゴールを決めて12-7と逆転。この後、京産大が攻め込むがラインアウトが不安定でトライを奪えず。21分のウォーターブレイク後、再びチャンスをつかんだ京産大は、ゴール前の連続アタックでCTB乗松龍志(2年)がトライし、金がゴールを決めて12-14と2度目の逆転でリードを奪った。

以降も攻める京産大だが、ラインアウトが安定せず、明大がスチールに成功し、モールも止めるなどラインアウトからの攻防は明大が優位に立つ。BKの展開でも大外のタッチライン際で大きくゲインするなどチャンスを作っていたが、京産大も粘り強く守って反撃。攻守が目まぐるしく入れ替わる場面もあったが、ともにハンドリングエラーもあってスコアは伸びない。明大が追加点をあげたのは前半35分のことだった。インゴールに蹴り込まれたボールをCTB白井瑛人(3年)があきらめずに追いかけて飛び込んだものだ。京産大はやや緩慢だった。萩井がゴールを決めて、19-14。スコアは二転三転した。

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明大は前半から次々にメンバー交代を行い、SHの田中景翔(4年)から1年生の岡元聡志へ。京産大もSHを村田大和(4年)から高木城治(4年)にチェンジし、互いに主導権を握ろうと攻め合った。先にスコアしたのは明大だった。後半12分、京産大のトライラインに迫ったラインアウトモールからHO木谷光(4年)がサイドをついてトライし、萩井が難しいゴールを決めて、24-14と突き放す。10点差となったが、京産大も思い切りよく前に出るディフェンスなどで対抗し、後半28分、WTB福永然(4年)がSOの背後から走り込んでそのままタックラーを振り切ってトライし、24-21の3点差とする。その後は緊張感ある攻防となったが、自陣から徹底してパスでボールを動かした京産大に対して、明大はディフェンスで圧力をかけ続け、この攻撃を止めきり、最後は交代出場の工藤大知(2年)がトライ。神尾樹凜(2年)がゴールを決め、31-21として競り勝った。

夏の練習試合らしく、両チームともに多くの選手を出場させ、さまざまなコンビネーションを試しながらの戦いだった。当然ながらチームは未完成で連携ミスが目立ったが、ここからシーズンを通してどこまで成長できるのか。ポテンシャルは十分な両大学である。冬の再戦が楽しみになる戦いだった。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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