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ラグビー コラム 2026年7月6日

プール最終戦で大会初勝利へ!U20日本代表がU20スコットランド代表と激突。相手SOは195センチの17歳!?「ワールドラグビージュニアワールドチャンピオンシップ2026」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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未来のジャパン候補、U20日本代表が参加している世代最高峰大会「ワールドラグビージュニアワールドチャンピオンシップ2026」。

U20世代の世界最高峰大会の出場枠が今年から4枠増(16チーム)となり、下部大会3位だった日本が参戦可能となった。

大会方式は、4チーム総当たりのプール戦を経て、全4プールの各組1位が準決勝へ。プール戦全敗でも順位決定戦2試合を行い、全チームの順位を決める。舞台はヨーロッパ最東端のジョージアだ。

日本はプールステージ第1戦でニュージーランドに敗れ、日本時間7月3日の第2戦ではU20イタリア代表と激突。25-41(前半11-17)で2連敗を喫した。

元サントリーの大久保直弥HCは、敗因について「取るべきところで取れなかったこと」と語った。

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「一つのミスが連鎖をしてトライまでもっていかれているシーンが多いので、マインドセット含めて改善して次に繋げたいです。良いところもあったが上手くいっていないときに、チームとして我慢強く耐えきれなかったのが敗因です」

痛恨だった失トライは、13点(11-24)を追いかけていた後半17分過ぎだっただろう。

強みであるスクラムでペナルティを誘った。敵陣右へ前進した。ここで7点(トライ&ゴール)を取れば、ビハインドは逆転可能な「6」に縮まる――そんな場面で、ラインアウトの確保ミス。

これを相手2番に取られると、タックルミスから80mの独走トライを許してしまう。このトライ(ゴール)によってビハインドが逆に20点に広がった。

「自分たちのやりたいアタックや準備してきたものが出せた場面は敵陣に入って良いアタックができていましたが、ターンオーバーの後やディフェンスでゲインされ、アタックで負けた部分が失点につながったと思います」(CTB岩倉吏臣/山梨学院大学)

収穫はあった。スクラムは安定感があった。ペナルティは6回に抑えた。

もちろん課題はある。スクラム成功率は100%だったが、ラインアウトの同数値は73%(イタリアは100%)だった。フィジカル勝負で劣勢になったこともありタックル成功率は63%に落ち込んだ。

決定力も要修正の課題だろう。

この日の日本のラン回数は「191」。イタリアの同数値は半数以下の「81」。ゲインメーターも相手を上回っていたが、トライ数は相手の半数(3トライ)だった。

選手たちには疲労もあるだろう。大会は中4日で5試合。現行のワールドカップより過酷だ。しかも相手は同じラグビー強国の有望株たち。

だが日本ラグビーの強化の観点からすれば、次世代の日本代表候補がこうしたタフな経験を積むことには大きな意義がある。

大会初勝利をかけた次戦の相手は、1勝1敗のU20スコットランド代表。イタリアに38-32で競り勝ち、首位ニュージーランドと10点差(26-36)の激闘を演じた強豪だ。

キックオフは日本時間20時30分(現地15時30分)。会場はAIA Arena(ジョージア・クタイシ)。J SPORTSオンデマンドとJ SPORTS 2でライブ配信・放送される。

先発メンバーは9人変更。

まずフロントローがPR有賀啓悟とHO津村晃志(ともに帝京大学)、PR川越寛太(関西学院大学)になり、両ロックも梁瀬将斗(関西学院大学)と山﨑太雅(慶應義塾大学)に。

ハーフ団は関東リーグ戦2部所属の中央大学SH佐藤啓護と、守備力やランにも定評がある慶應義塾大学のSO小林祐貴。そしてCTB森岡悠良(青山学院大学)とWTB坂田弦太郎(近畿大学)だ。

引き続きのスタメンは計6名。まずバックローの3人。藤久保陸(帝京大学)、FL申驥世(慶應義塾大学)、NO8坪根章晃キャプテン(帝京大学)だ。バックスではフィニッシャーのWTB深田衣咲(筑波大学)、山梨学院大学のCTB岩倉吏臣、そしてFB古賀龍人(明治大学)の3名となった。

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「今までの試合でも大事な場面で取りきれないことが多く、(取りきることが)強豪相手に勝つために必要な部分だと思います。次のスコットランド戦では数少ないチャンスを取りきって、『良い試合だったね』ではなく『勝てて良かったね』とみんなで笑って終われるよう、この4日間で準備したいと思います」(CTB岩倉/山梨学院大学)

U20スコットランド代表に目を移すと、背番号10には注目の17歳がいる。

身長195センチの司令塔ジェイク・ダルジールだ。

195センチは世界的にも珍しいロック並みの上背だ。長短のキックが武器のダルジールは、今年のU20シックスネーションズで同代表の最年少で参加。イタリア戦では最優秀選手に選ばれている。父・ジョンはスコットランド代表コーチというサラブレッドだ。

そんなスコットランドだが、得点源の一つはモール。日本は相手の大型フォワードと互角以上に戦うことが求められる。アタックにおいてはチャンスで確実に仕留めたい。タフな環境で世界と戦う若武者たち。未来の桜の戦士達へ、今こそ声援を送りたい。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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