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ラグビー コラム 2026年5月11日

【ハイライト動画あり】東京サンゴリアス勝利のあとのサプライズ。流大、中村亮土に続いて垣永真之介も引退表明

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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5月10日(日)、快晴の秩父宮ラグビー場は、18,038人名の観衆で埋まった。東京サンゴリアス(東京SG)のホストゲームとあって、黄色いウェアが目立つ。

東京SGは4位、ブラックラムズ東京(BR東京)は5位。プレーオフトーナメント準々決勝は4位と5位が対戦することが決まっており、試合の結果にかかわらず2週間後、秩父宮ラグビー場で再び対戦する。4位のチームがホストゲームとして試合を運営できるというアドバンテージはあるが、モチベーションが難しいのではないか。そんな問いかけに、東京SGのゲームキャプテンを務めた流大はきっぱり答えた。「2週間後のことは、正直、考えていません。サンゴリアスのジャージーを着る以上勝たなくてはいけないと話して臨みました」。対するBR東京の選手たちも同じ思いだっただろう。

午後2時30分、東京SGのキックオフで試合は始まった。前半10分、SO中楠一期のPGでBR東京が先制したが、その直後に東京SGがトライをあげる。BR東京陣10mライン付近のラインアウトからの攻撃でLOジョージ・ハモンドが抜け出してチャンスを作ると、CTB中野将伍がディフェンダー2人の間に走り込み、タックルを受けながらオフロードパス。ここに走り込んだSOケイレブ・トラスクがトライラインを駆け抜けた。WTBチェスリン・コルビがゴールを決めて、スコアは7-3となる。

勢いに乗った東京SGは前半18分にWTB尾崎泰雅、20分にWTBチェスリン・コルビが連続トライをあげる。コルビのトライは、FB松島幸太朗がディフェンスをずらしながら浮かしたパスに中野がトップスピードで走り込んでラインブレイクし、右タッチライン際のコルビに正確なパスを送ったもので、攻撃の教科書に紹介したいようなトライだった。BR東京もLO山本嶺二郎がトライを返したが、19-10と東京SGリードで前半を折り返した。

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後半3分、BR東京は中楠のキックパスを今季初出場のCTB礒田凌平がキャッチしてすぐに内側へパスし、FLリアム・ギルがトライ。19-15となる。手に汗握る展開が続いたが、後半17分、試合のハイライトとも言えるトライがあった。「チームを勝たせるのが僕の仕事」と話していた流大が、中野の突進をサポートしてトライエリア左中間に飛び込んだのだ。試合後に引退セレモニーが予定されているレジェンドのトライに、スタジアムはこの日最高潮の盛り上がりを見せた。その後、BR東京も意地を見せ、互いに得点を奪い合ったが、39-22で東京SGが勝利した。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(5月10日)

【ハイライト】東京サンゴリアス vs. ブラックラムズ東京|ジャパンラグビー リーグワン2025-26(5月10日)#leagueone

東京SGの小野晃征ヘッドコーチは、「いい準備をして臨めました。しかし、時間帯によって隙を見せた時間もあったので、そこのスイッチを切らずに準々決勝で勝てるように準備したいです」と話した。流はプレーオフに向かって次のようにコメントした。「プレーオフでは少しでも隙を見せたら負ける。次はファイナルラグビーを精度高くやることに尽きると思います」。

試合後は、シーズン途中で引退を表明していた中村亮土流大の引退セレモニーが行われた。2人の少年時代からの映像が流れ、それぞれ家族からの花束を受けた。多くのサンゴリアスファンが涙を流すなかで、この日はメンバー外だった垣永真之介が登場する。ざわつくスタジアムのなかで、サプライズの現役引退表明。「えーっ!」という声が響きわたった。最後は「なんの後悔もありませんが、もう一度優勝したいです」とプレーオフへのエールも送った。これで終わりかと思いきや、歌手の山口百恵さんが引退コンサート(1980年)で歌った『さよならの向う側』が流れ、生歌を披露。泣いていた観客を笑わせた。そして、マイクとラグビーボールを芝生の上に置いてピッチを後にした。これもマイクを置いて引退した山口百恵さんへのオマージュだ。ラグビー界きってのエンターテイナーとして、ファンを楽しませ、愛された垣永真之介らしい、泣き笑いのセレモニーだった。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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