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ラグビー コラム 2023年11月16日

リーグワン開幕まで3週間 リーチ、齋藤直人、具智元ら 日本代表選手が各チームを引っ張る

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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齋藤直人・リーチ マイケル・ 具智元

3シーズン目のジャパンラグビー リーグワンは、12月9日(土)に開幕。世界各国からスーパースターがやってくる。期待感が高まるが、ラグビーワールドカップ(RWC)2023に参加した日本代表選手も各チームの中心だ。ひとつのチームで世界の頂点を目指したメンバーが、別のチームで戦うわけで、そのバトルにも胸が躍る。本コラムでは注目の日本代表選手についてご紹介していきたい。今回は前編として、ディビジョン1・カンファレンスAのチームから。

連覇を狙うクボタスピアーズ船橋・東京ベイには、FLピーター・ラブスカフニ(身長189cm、体重106kg、34歳、19キャップ)がいる。昨季のリーグワン終盤は怪我のために欠場したが、RWCには復帰し、イングランド戦に先発。両チーム最多の19タックルを記録して存在感をアピール。その後の2試合でもリーチ マイケル、姫野和樹と最強のFW第三列を形成した。パワフルな選手が多いスピアーズFWの中でその献身的な働きは欠かせない。愛称「ラピース」。敬虔なクリスチャンで、旧約聖書の詩篇23篇がモットー。

齋藤直人

昨季4位の東京サントリーサンゴリアスには、RWC2023メンバーが7名いる。なかでもSH齋藤直人(身長165cm、体重76kg、26歳、19キャップ)は世界の大舞台での経験値を高め、さらなる成長が期待される。RWCではサンゴリアスの先輩でもある流大の負傷もあって、サモア戦で急きょ先発。28-22の勝利に貢献した。決勝トーナメント進出をかけたアルゼンチン戦では、抜け出したWTBシオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)をサポートしてトライ。攻撃的なサンゴリアスのスタイルの中でさらに輝いてほしい。

FB/WTB松島幸太朗(身長177cm、体重87kg、30歳、55キャップ)は、RWCの全4試合に出場し、イングランド戦で両チームトップのキャリーメートル(ボールを持って進んだ距離)84mを記録したほか、何度もタックラーをかわして前進し計284m。世界レベルのランナーであることを証明した。CTB中村亮土(身長182cm、体重94kg、32歳、39キャップ)も全4試合に出場し、チリ戦でトライをあげ、ディフェンス面でもチームのピンチを未然に防いだ。アタック面では2019年RWCのようなスキルを発揮できなかっただけにリーグワンに期するものがあるだろう。

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