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ラグビー コラム 2023年10月8日

【ハイライト動画あり】ウェールズ、激戦のプールC首位通過決める。鉄壁の防御でジョージアを突き放す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ボールを持って走るウェールズのダフィッド・ジェンキンズ

プールCで3連勝中のウェールズはこの日も鉄壁の防御でジョージアの前に立ちはだかった。10月7日(土)、フランス西部の都市ナントにあるスタッド・ド・ラ・ボージョワールは、両チームのサポーターが詰めかけ大声援を送った。ウェールズ(勝ち点14)は負けたとしても、ボーナス点1を獲得すれば首位で決勝トーナメント進出が決まる。対するジョージアは、1分け2敗で勝ち点3。プール戦敗退が決まっているが、昨年11月にアウェイでウェールズ破っている。勝ち星のないままこの大会を終えることはできない。持ち前のフィジカルの強みを生かしてウェールズに襲い掛かった。

午後3時(日本時間22時)、ウェールズのキックオフで試合は始まった。立ち上がりからキック主体の攻防が繰り広げられる。両者はキックで地域を進め、密集周辺を縦に切り崩してチャンスを作るのが特徴。ボールは横ではなく縦によく動いた。先制したのはウェールズだった。前半16分、ジョージアのゴール前ラインアウトを得るとモールを押そうとしたが、これは動かず、すぐに展開して波状攻撃を仕掛け、最後はPRトマス・フランシスが135kgの身体をねじ込んでトライをあげる。

ゴールを決めたのは、ラグビーワールドカップ(RWC)デビューとなったSOサム・コステロ―(22歳)だった。コステローは当初リザーブでの登録だったが、試合前に先発予定だったガレス・アンスコムが股関節を痛めて急きょ先発となった。序盤からやや緊張気味でミスも目立ったが、得意のプレースキックは正確だった。追加点は前半23分、再びゴール前のラインアウトからモールを押し、止められると右オープンに展開し、FBリアム・ウィリアムズが右中間にトライ。コステローのゴールも決まって14-0。さらに27分、コステローがPGを追加して17-0とした。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールC

【ハイライト動画】ウェールズ vsジョージア

フィジカルバトルで健闘するジョージアは前半35分、ゴール前のラインアウトからのモールを押し込んで、最後はCTBメラブ・シャリカゼがポスト下にトライをあげた。SOルカ・マトカワのゴールも決まって、前半は17-7で折り返した。

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