人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年7月10日

【ハイライト動画あり】日本代表サバイバルマッチはほろ苦いスタート。 オールブラックスXVに心身のタフさで完敗

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

HAKAに対するJAPAN XV

ラグビー王国のトップ選手たちのマルチなスキルと弱みを見せないタフネスを痛感する試合だった。ニュージーランドの準代表オールブラックス・フィフティーン(ABXV)戦を目に、リーチ マイケルキャプテンは、「テーマはストリート・ファイト。大事なのは先制パンチ」とコメントした。ラグビーワールドカップ(RWC)に向けて大事な強化試合の一戦目は、緻密なチームプレーよりも強化合宿で鍛えたタックルスキル、メンタルタフネスを披露することが大切だった。そして、なによりラグビー王国の精鋭と真っ向勝負し、日本代表サポーターへRWCへの期待感を高めてもらう。そんな戦いが求められていた。

強い風が舞う秩父宮ラグビー場には、超満員の22,283人の観衆が集った。午後5時、ABXVのキックオフで試合は始まった。ジャパン・フィフティーン(JPXV)のSO松田力也が好タッチキックで陣地を戻す。前半5分、松田のPGでJPXVが3点をリードする。LOジェームズ・ムーアは、2021年以来の代表復帰ながらキックオフで安定したキャッチを見せ、CTB中野将伍の力強いタックル、ノンキャップのFL福井翔大のジャッカルなど観客を沸かせる好プレーが続いた。

しかし、前半10分あたりからJPXVにノットリリースザボール、ハイタックル、オフサイドなど反則が続く。JPXVのゴール前のPKからABXVはスクラムを選択。JPXVがスクラムに集中したところで、素早くボールを出し、NO8クリスチャン・リオウィリーがサイドアタック、倒された直後にSHブラッド・ウェバーがボールを出し、SOスティーヴン・ペロフェタが右斜めに走りながらインゴールにボールを押さえた。JPXVのディフェンスが整う前にボールを動かすスピーディーなトライだった。ゴールは決まらず、スコアは、5-3。

福井翔大とリーチ マイケル

その後もJPXVはコンタクトでは引けを取らず、リーチが密集サイドをついて前に出るなど健闘する。互いにPGを決めあい、8-6のスコアで向けた前半37分、ABXV陣に少し入った左中間のスクラムからJPXVがサインプレーを仕掛けたが、CTB中野のパスがスローフォワードの判定。WTBセミシ・マシレワにチャンスボールが渡ったかに見えただけに惜しいシーンだった。このまま前半は終了するかに見えたが、前半終了間際、JPXVは相手ボールのラックを乗り越えてターン―オーバーに成功しながら、ハンドリングエラーでABXVにスクラムを与えてしまう。ここで猛プッシュを受けて反則を犯し、ペロフェタにPGを追加された。試合後にジェイミー・ジョセフヘッドコーチが、「ターンオーバーでボールを取り返しているのに、そこでパニックになってミスをしていた。経験ある選手までそうなっていたので修正しないといけない」と話した通り、JPXVは好プレーがチャンスにつながらなかった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ