人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年6月27日

~日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ~ 「9月にピークを持って行けるようチームを作って行きます」

“最強ラガーマン”列伝 ~ラグビーW杯2023~ by 村上 晃一
  • Line

――サモアについてはどんな印象ですか。
「フィジカルなチームでボールを動かしてきます。PNCで一度対戦すると、日本に対してどう出てくるかが見えてくると思います。サモアも新しい選手が入ってくるし、オールブラックス(ニュージーランド代表)経験者ほか他国代表の選手たちもいて自信をつけています。スティーブン・ロトルアはオールブラックスでテストマッチに出場していましたが、サモア代表に選ばれるかもしれません。過去にRWCでトップ8に行ったことのあるチームでもあり、我々にとって大きなチャレンジです」

――アルゼンチンはどうですか。
「この一年の間に、オールブラックスに勝ち、イングランドも倒しました。新しいコーチになって良い状態にあると思います。しかし、RWCは一回限りの戦いです。それにむかってしっかり準備します。まるでRWCのファイナルかと思わせるようなパッションで選手を盛り上げ、勝ち切りたいと思っています」

――2019年のRWCでは毎試合プランを変えて相手を驚かせていました。今回も同じように変えていくのですか。
「毎試合プランを変えるのは、RWCに限ったことではありません。自分たちの一貫したプレーを続ける中で、相手によって変えていきます。4年前のRWCでは成功して勝つことができましたが、そのプロセスは変わりません。7月に試して、どんなプランで戦うか考えていきたいと思います」

 

――ジョセフヘッドコーチのメンタルは4年前のRWCとどう違いますか。
「自分自身には何も違いはありません。良い状態です。ただし、4年前に比べるとチームと長い期間一緒にいるので選手の理解は深まったと思います。状況によって、どのボタンを押せばいいかということも分かるようになりました。今回は競争心を持った若い選手が入ってきて、新しいコーチもいますので、新たな影響をもたらしてくれると思います」

――RWCがフランスで行われることで、気を付けなくてはいけないことはありますか。
「とくにフランスだからと言って心配していることはありません。どんな国に行ってもその国の文化を受け入れ、適応することが大事です。ひとつあるとすれば食事ですね。日本食は日本人コーチ、スタッフ、選手には大事なことなので、今回はシェフに帯同してもらおうと思っています」

――RWCに向けて、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「日本のファンの皆さん、チームはこれから本当にハードな練習をして、RWCでトップ8以上に勝ち上れるように頑張ります。ぜひ、チームを応援してください。ありがとうございます」

7年間にわたってチームを率いてきたジョセフヘッドコーチは、その間に選手たちと信頼関係を築いてきた。今回のメンバーは指揮官が信頼し、RWCに向かってさらに上り調子になるような選手たちだということだ。9月にピークを持って行くというジョセフコーチの手腕を期待しつつ、日本代表の選手選考、戦いぶりを観察していきたい。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ