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ラグビー コラム 2023年5月30日

爆発的な加速でゴールラインを駆け抜ける~オーストラリア代表の最速トライゲッター マリカ・コロインベテ~

“最強ラガーマン”列伝 ~ラグビーW杯2023~ by 村上 晃一
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ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン1

【プレーオフトーナメント 決勝 ハイライト】埼玉ワイルドナイツ(D1 1位) vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(D1 2位)

――RWCプール戦の同じグループには、強豪ウェールズ、あなたの母国フィジーがいますね。
ウェールズと、フィジーと同じプールなのは、2019年大会と同じです。RWCのゲームはすべてエキサイティングだし、勝たなければいけない。良い準備をして、一つずつ勝っていきたいです。

――フィジーと戦うのは特別な気持ちがありますか。
母国ですから、当然、特別な感情がわいてきます。私がオーストラリア代表で活躍するのは家族の誇りとなっていますし、私がRWCで活躍するのが家族の夢でもあります。家族のためにも活躍して、良い結果を持って帰りたいと思います。

バックスリーで連動してプレーしより良いゲームができるようになった

――2022年からワイルドナイツでプレーしていますが、どんな部分が成長できましたか。
以前はオーストラリアのレベルズでプレーし、2022年にワイルドナイツに入団しました。ワイルドナイツは常勝チームであり、多くの成功を収めてきています。そのため、求められる基準が高く、勝利のカルチャー、マインドセットを磨くことができました。選手間で競い合い、高め合うことも学べましたし、目の前の試合に真摯に取り組むこと、ラグビーを楽しむことは、ワイルドナイツに来て新たに芽生えた気持ちです。

 

――足が速くなった、パワーがついた、体重が減ったなどの変化はありますか。
あまり変わっていませんが、フィットネス、素早さは少し向上したかもしれません。ワイルドナイツでは、ラックでのコンテストが少なく、キックやゴールキックが多い。リーグ最高の選手の1人である野口竜司と、バックスリーで連動してプレーすることで、キック周りのプレーが改善しました。これからそれを更に向上させたいですね。

――日本のファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
まずは、リーグワン関係者とファンにお礼を言いたいです。リーグワンを見てくれてありがとうございました。今季はいい結果で締めくくることはできませんでしたが、いつも温かくワイルドナイツを応援してくれてありがとうございます。来季はベストを尽くして皆さんが期待する結果を出したいと考えています。足を運んでくれるファンの数が増えることを期待しているし、面白いシーズンになればと思います。

インタビューは、クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの決勝戦後に行った。悔しい負けの直後にもかかわらず、コロインベテ選手は一つ一つの質問に誠実に答えてくれた。ワイルドナイツで、バックスリーの連動の部分、キック処理などが改善されたというのは興味深い。それだけ、ワイルドナイツのキッキングゲームの質が高いということだろう。RWCフランス大会では、エディー・ジョーンズヘッドコーチが、攻守に抜群のスピードを誇るコロインベテをどうチーム戦略に落とし込むか、オーストラリア代表の戦いぶりが楽しみだ。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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