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ラグビー コラム 2023年4月24日

【ハイライト動画あり】グリーンロケッツ東葛、勢いある快勝。 花園ライナーズとともに入替戦へ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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リーグワン・ディビジョン1(D1)最終節でもっとも注目された一戦かもしれない。すでに入替戦に進むことは決定していたが、11位と12位の順位が入れ替わる可能性があったからだ。別会場では30分遅れのキックオフでディビジョン2(D2)の首位攻防戦、浦安D-Rocks三重ホンダヒートが行われていた。両試合の結果によって、入替戦の組み合わせが決まる状況だった。

グリーンロケッツ東葛(GR東葛)が勝てば11位確定。12位の花園近鉄ライナーズ(花園L)が勝ち点差4をつけて勝てば順位は入れ替わる。4月22日(土)、東大阪市花園ラグビー場には、3,992人の観客が集った。花園Lは普及活動で訪れた小学校、中学校の生徒たちによる「ライナーズ未来ジャージーコンテスト」を行い、グランプリを獲得したデザインのジャージーをまとっていた。ファンの夢を乗せての戦いだった。

午後2時、GR東葛ボールのキックオフ。直後に今季初出場となった花園LのSOクウェイド・クーパーが退場する。昨年8月にアキレス腱断裂の重傷を負ったクーパーのプレーぶりが期待されたが、入替戦に出場するにはレギュラーシーズンでプレーする必要があった。「入替戦にはクーパーというカードが必要です」と水間良武ヘッドコーチ。本人は「プレーしようと思えばできたが、再び怪我をするリスクを回避した」と話した。完全復帰に向けてのリハーサルというところだろう。

交代で登場したのは前節のコベルコ神戸スティーラーズ戦で決勝ゴールを決めたジャクソン・ガーデンバショップ。果敢に突進するなどチームの勢いを引き出そうとしたが、勢いで勝ったのはGR東葛だった。ジェイク・ボール山極大貴の両LOを軸に激しく前に出て、シンプルにディフェンスを崩していく。前半10分、10節以来の出場となったSO金井大雪がラインブレイクしてチャンスを作り、最後はCTBクリスチャン・ラウイが先制トライ。15分にはWTB後藤輝也が右タッチライン際を快走し、インゴールへキック。これを追ったFBレメキ ロマノ ラヴァがトライするなど主導権を握った。レメキは、今季のレギュラーシーズンすべてフル出場。この日も、チャンスメーク、トライセービングタックルにと大車輪の活躍だった。「肉を食べるのをやめて、魚中心にしたら痩せました。体重が落ちたら調子がいいんです」。

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