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ラグビー コラム 2023年1月20日

ダイナボアーズの快進撃は続くのか。第5節は静岡ブルーレヴズをホーム相模原で迎え撃つ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 静岡ブルーレヴズ

リーグワンは1月21日、22日、第5節を迎える。ここまで全勝は埼玉ワイルドナイツのみ。3勝1分けのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、3勝1敗の東京サンゴリアスが追う展開だ。4位につけるのは三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)。ここまで3勝1敗、勝ち点13でプレーオフ進出圏内にいる。昨季のディビジョン2から昇格したチームとしては驚異的な戦績だ。

しかも、勝った相手が、リコーブラックラムズ東京(BR東京)、トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)、東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)で、日本代表選手、海外代表選手を含み、上位をうかがうチームばかり。前節はBL東京との接戦を制し、グリーン旋風はとどまるところを知らない。第5節は、ギオンスタジアム(神奈川県相模原市)でのホストゲームで、静岡ブルーレヴズ(静岡BR)を迎え撃つ。

好調を支えるのはそのディフェンス力の高さだ。BL東京との戦では、FL坂本侑翼の19タックルを筆頭に、LOリンディ 真ダニエル、PR石井智亮らが粘り強くタックルし、WTBタウモハパイ ホネティが瞬時に間合いを詰めるタックルで相手のミスを誘うなど、ディフェンスでのハードワークを続けた。また後半20分に投入された38歳の安江祥光がエネルギッシュなプレーでチームを鼓舞。ベテランとPR坂本駿介らの若手、海外出身の選手がかみ合っている。

岩村昂太キャプテンは、BL東京からの初勝利後、次のように語っている。「勝ったことは嬉しかったですけど、自分たちの役割を各々がしっかり果たしたことが、まずは嬉しいです」。まさに今の快進撃の要因を表現する言葉だろう。静岡BRに対してもこれまで通りディフェンスでプレッシャーをかけ、チャンスをものにしたい。

静岡BRはいまだ勝ち星がない。しかし、第1節はトヨタVと26-31、第2節は埼玉ワイルドナイツと14-15という僅差で敗れている。第4節のBR東京戦では、イエローカード、レッドカードが出て、20分間を14人で戦うという苦しい試合になった。規律の改善は喫緊の課題だ。キャプテンのNO8クワッガ・スミス、HO日野剛志、LO大戸裕矢ら経験豊富な選手に、昨季加入のFLジョーンズリチャード剛など、タフに身体を張る選手が揃っており、相模原DBとの一戦は我慢比べのような展開になるだろう。

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