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三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 静岡ブルーレヴズ
リーグワンは1月21日、22日、第5節を迎える。ここまで全勝は埼玉ワイルドナイツのみ。3勝1分けのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、3勝1敗の東京サンゴリアスが追う展開だ。4位につけるのは三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)。ここまで3勝1敗、勝ち点13でプレーオフ進出圏内にいる。昨季のディビジョン2から昇格したチームとしては驚異的な戦績だ。
しかも、勝った相手が、リコーブラックラムズ東京(BR東京)、トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)、東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)で、日本代表選手、海外代表選手を含み、上位をうかがうチームばかり。前節はBL東京との接戦を制し、グリーン旋風はとどまるところを知らない。第5節は、ギオンスタジアム(神奈川県相模原市)でのホストゲームで、静岡ブルーレヴズ(静岡BR)を迎え撃つ。
好調を支えるのはそのディフェンス力の高さだ。BL東京との戦では、FL坂本侑翼の19タックルを筆頭に、LOリンディ 真ダニエル、PR石井智亮らが粘り強くタックルし、WTBタウモハパイ ホネティが瞬時に間合いを詰めるタックルで相手のミスを誘うなど、ディフェンスでのハードワークを続けた。また後半20分に投入された38歳の安江祥光がエネルギッシュなプレーでチームを鼓舞。ベテランとPR坂本駿介らの若手、海外出身の選手がかみ合っている。
岩村昂太キャプテンは、BL東京からの初勝利後、次のように語っている。「勝ったことは嬉しかったですけど、自分たちの役割を各々がしっかり果たしたことが、まずは嬉しいです」。まさに今の快進撃の要因を表現する言葉だろう。静岡BRに対してもこれまで通りディフェンスでプレッシャーをかけ、チャンスをものにしたい。
静岡BRはいまだ勝ち星がない。しかし、第1節はトヨタVと26-31、第2節は埼玉ワイルドナイツと14-15という僅差で敗れている。第4節のBR東京戦では、イエローカード、レッドカードが出て、20分間を14人で戦うという苦しい試合になった。規律の改善は喫緊の課題だ。キャプテンのNO8クワッガ・スミス、HO日野剛志、LO大戸裕矢ら経験豊富な選手に、昨季加入のFLジョーンズリチャード剛など、タフに身体を張る選手が揃っており、相模原DBとの一戦は我慢比べのような展開になるだろう。
静岡ブルーレヴス スターティングメンバー
静岡BRは、前節から先発で4名の変更。FW8人は変わらず、ハーフ団は今季加入のSHブリン・ホール、SO清原祥、マロ・ツイタマは前節のCTBからWTBに動き、CTBに小林広人、そして、FBには昨春加入の山口楓斗が入った。リーグワン初出場となる。山口といえば同志社大学時代は独特のステップワークでタックラーを翻弄していた。持ち味を出したい。
三菱重工相模原ダイナボアーズ スターティングメンバー
相模原DBは先発2名の変更のみ。FW第一列のPR坂本駿介、石井智亮が控えに回り、37歳の川俣直樹、スクラム職人の森本潤が先発する。安江祥光は引き続きリザーブ席から後半投入されることになるだろう。前節、決勝点となるPGを2本決めた石田一貴も23番を背負って控える。後半の勝負所で重要なPGを狙うシーンがあるかもしれない。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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