人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年11月14日

ニュージーランド代表ブラックファーンズが劇的優勝 女子ラグビーワールドカップが教えてくれたこと

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

 

女子ラグビーの頂上決戦を制したのは、ニュージーランド(NZ)代表ブラックファーンズだった。優勝カップを掲げる選手たちの笑顔が清々しい。惜しくも敗れたイングランド代表レッドローゼズ、直前の3位決定戦で快勝したフランス代表もピッチ上にいた。間違いなく女子ラグビーの歴史に深く刻まれる瞬間を見逃すまいとするように、そして、次は自分たちが頂点に立つと誓うように、歓喜の表彰式をしっかりと見据えていた。

11月12日(土)、女子ラグビーの世界一決定戦「ラグビーワールドカップ2021」(コロナ禍で一年延期)のファイナルは、NZ最大の都市オークランドのイーデンパークで行われた。カードは前回大会(2017年)と同じ。連覇を目指す地元NZに対し、雪辱を期すイングランドはこの決勝をターゲットに強化をし、テストマッチ30連勝という世界記録を更新しながらここまでたどり着いた。

販売されたチケットは完売。42,579人の大観衆の前に両チームが登場する。イングランド代表キャプテンのサラ・ハンターは笑顔でエスコートキッズの手を引いた。両国の国歌斉唱では涙する選手もいたが、その多くが満員のスタジアムを楽しげ見渡していた。ブラックファーンズのハカ「コ・ウヒア・マイ」に、イングランドはフィールド幅いっぱいに広がって対峙した。午後7時30分(日本時間午後3時30分)、決戦は幕を開けた。

モールを武器にフィジカルで勝負するイングランドと、フィールドのどこからでもスピーディーにボールをつなぐNZ。好対照の両者が息詰まる攻防を繰り広げる。序盤はイングランドがペースを握った。前半3分、FBエリー・キルダンが先制トライ。12分には、モールを押し込んで2トライ目をあげる。CTBエミリー・スカラットがゴールを決めて、14-0とリード。アクシデントが起こったのは前半18分だった。

NZのトライゲッター、WTBポーシャ・ウッドマンが左タッチライン際を快走。イングランドWTBリディア・トンプソンが止めようとして頭部と頭部がぶつかる危険なコンタクトとなる。トンプソンはレッドカードを受け退場。同時にウッドマンは脳震とうで交代を余儀なくされた。イングランドは残り60分を14人で戦うことになり、NZは切り札を失った。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ