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ラグビー コラム 2020年7月2日

優勝戦線生き残りを賭けるハイランダーズ、王者・クルセイダーズを迎え撃つ。スーパーラグビー2020 アオテアロア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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6月13日にニュージーランドで開幕した「スーパーラグビー2020 アオテアロア」は、7月4日(土)5日(日)に第4節を迎え、4日(土)はハイランダーズが昨年度の王者クルセイダーズを迎える。

開幕戦、ホームでチーフスに28-27と競り勝ったハイランダーズは、1週休みを挟んで迎えた前節のブルーズ戦でも接戦を繰り広げたが、惜しくも24-27で敗れた。

優勝争いに残るに、何としても勝利したいハイランダーズのアーロン・メイジャーHC(ヘッドコーチ)は、ブルーズ戦からFW3名、BK2名を変更した。

FW(フォワード)第1列は総入れ替えで、PR(プロップ)ダニエル・レイナート ブラウンとジェフ・スウェイツ、オールブラックスのHO(フッカー)リアム・コルトマンの3人が今大会で初先発。

共同キャプテンのひとりである、HOアッシュ・ディクソン、PRエイデン・ジョンストン、シアテ・トコラヒはリザーブに回った。

LO(ロック)はパリパリ・パーキンソン、ジョシュ・ディクソン、FL(フランカー)はオールブラック経験のあるシャノン・フリゼルと、ディロン・ハントの2人、NO8(ナンバーエイト)には、好調を維持しているマリノ・ミカエレ トゥウが3試合連続でスターターを務める。

FWコーチのクラーク・ダーモディは「タフな試合が予想されるクルセイダーズ戦に向けて、このような選手の入れ替えができたことは、我々のフロントローは層が厚いと言うことであり、いいチャレンジができるはずだ」と自信をのぞかせた。

ハーフ団はニュージーランド代表で共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)アーロン・スミス、古巣との対決となるSO(スタンドオフ)ミッチェル・ハントが引き続きコンビを組み、CTB(センター)もパテレシオ・トムキンソンとロブ・トンプソンが開幕から3戦続けて先発する。

2試合連続で先発したルーキーのWTB(ウィング)サム・ギルバートが膝の負傷で今季絶望的となり、替わってナニ・プニヴァイがセブンズ代表のWTB(ウィング)チョナ・ナレキとともに両翼を務める。

FB(フルバック)は先週、精彩を欠いて苦い先発デビューとなったニュージーランドセブンズ代表のスコット・グレゴリーに替わり、マイケル・コリンズが入った。

日本代表でもコーチを務めたトニー・ブラウン アシスタントコーチは、「マイケル・コリンズは非常に優れたコミュニケーターなので、バックスリーをうまくまとめてくれるだろう」と期待を寄せた。

一方、昨シーズンまでスーパーラグビー3連覇中の王者・クルセイダーズは、第2節にアウェイのハリケーンズ戦で初戦を迎え、5トライを挙げボーナスポイントも獲得して、39-25と快勝。

前節はチーフスに苦しみながらも、18-13と2連勝で勝ち点9と、現在勝ち点12で首位のブルーズを追っている。

3連勝で次週のブルーズ戦を迎えたいスコット・ロバートソンHCは、5人の先発を入れ替えた。

タイトファイブのメンバーは変わらず、PRはジョー・ムーディーとサモア代表のマイケル・アラアラトアの2人、HOにはケガで長期離脱のLOスコット・バレットに替わってキャプテンを務めているコーディー・テイラーが入った。

LOは今シーズン、パナソニックで日本のトップリーグでプレーしたオールブラックの要、サム・ホワイトロックとミッチェル・ダンシエが先発する。

FLは右親指を手術したカレン・グレイスに代わり、東芝のトッド・ブラッカダーHCの息子、イーサンと22歳のトム・クリスティーの2人が今大会初めて先発する。NO8は副キャプテンのフェトゥ・ダグラスが3試合連続の先発となる。

SHミッチェル・ドラモンドが休養のブリン・ホールに替わり、オールブラックスの司令塔でもあるSOリッチー・モウンガとハーフ団を構成する。

その他のBK(バックス)はニュージーランド代表のジャック・グッドヒューブライドン・エノーのCTBコンビは変わらず。

WTBはオールブラックのジョージ・ブリッジを休ませ、その替わりにレスター・ファインガアヌクが入り、前節でFBとして高いパフォーマンスを発揮したウィル・ジョーダンが14番で、オールブラックスのセブ・リースがベンチへ回った。

FBにはもう1人の副キャプテン、デイヴィッド・ハヴィリが務める。また、リザーブのWTBフェトゥリ・パエアは、出場するとスーパーラグビーデビューとなる。

ロバートソンHCは多くのメンバー変更について、「できるだけ多くの選手のゲームタイムを増やしたかった」と説明し、チームの選手層の厚さを見せつけた。

ハイランダーズはホームで王者クルセイダーズに勝ち、大きな自信をつけて、優勝戦線に残りたいところ。今大会好調のモールからのアタックと、相手の攻撃を止めるディフェンスが鍵を握りそうだ。

クルセイダーズは、SOモウンガを中心とした攻撃力で相手を圧倒し、次節のブルーズ戦に向けて3連勝を達成したいところ。

ファンの声援を受けてハイランダーズがホーム連勝となるか。それとも王者クルセイダーズが貫禄を見せて3連勝なるか。

注目の一戦は7月4日(土)、ハイランダーズのホームであるダニーデンのフォーサイス・バー・スタジアムでキックオフされ、午後3:55からJ SPORTS 3で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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