【ハイライト動画あり】東福岡、流経大柏を圧倒、ベスト4一番乗りを決める。全国高校ラグビー大会準々決勝

1月3日、ベスト8が出揃った第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、聖地「花園」での準々決勝が行われた。

第1試合では、流通経済大学付属柏（千葉）と東福岡（福岡）が対戦。試合は流麗なアタックを展開した東福岡が流経大柏を圧倒し、57-10の大勝で準決勝進出を果たした。

東福岡のキックオフで始まった前半。ポジションを大きく変更した流経大柏による序盤の攻撃を凌いだ東福岡が、ラインアウトからオープンサイドへ展開すると、前半2分にWTB（ウィング）高本とむが自らのパントキックをインゴールで捕球し、先制トライを奪う。

CTB（センター）廣瀬雄也キックも決まり、7-0として主導権を握る。さらに東福岡は前半8分、ハーフウェイライン付近でのスクラムからフェイズを重ねる。

そして敵陣に攻め込むと、WTB（ウィング）松岡大河から最後はLO（ロック）森山雄太へと繋いで連続トライを決めると、直後の前半11分にも高本のトライで加点し、一気に19-0とリードを広げる。

一方、早い段階で反撃の狼煙を上げたい流経大柏は前半17分、LOディアンズ ワーナーが中央突破からトライを決め、19-5とする。

しかし、勢いに乗る東福岡は（フルバック）行徳冠生のビッグゲインで敵陣深い位置まで攻め込むと、フラットなパスを繋ぎながら、最後は前半21分にCTB有吉健がトライを決め、廣瀬のキックも決まり26-5とリードを広げる。

その後、東福岡は前半26分、高本のこの日3本目のトライと廣瀬のキックで加点し、33-5として後半へ折り返す。

完全に主導権を掌握した東福岡は後半6分、敵陣ゴールライン付近にてFW（フォワード）で押し込む展開から、最後はFL（フランカー）永嶋仁が試合の行方を決定付けるトライを決め、38-5とリードを広げる。

結局、試合はこの後、東福岡が3トライ2ゴールを加えたのに対し、流経大柏は1トライで一矢報いるに留まり、57-10でノーサイドとなった。