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準々決勝まで進んだ第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、この日、快晴の花園にて準々決勝が行われた。
第3試合は昨年の決勝カードである大阪桐蔭(大阪第1)と桐蔭学園(神奈川)が対戦。試合はゲーム運びの上手さで勝った桐蔭学園が、31-12でディフェンディングチャンピオンを退け、高校3冠へ向け大きなベスト4進出を果たした。
大阪桐蔭のキックオフで始まった前半は、期待通りハイレベルな一進一退の攻防が繰り広げられるなか、前半10分過ぎから桐蔭学園が敵陣でボールを保持する時間を増やし始める展開に。
試合が動いたのは前半15分。桐蔭学園は敵陣深い位置でのマイボールスクラムから、FW(フォワード)で押し込む展開に持ち込むと、最後はHO(フッカー)中山大暉のトライで先制。CTB(センター)桑田敬士郎のコンバージョンも決まり、7-0とする。
直後の前半17分には、FL(フランカー)石塚勝己のビッグゲインから最後はFL久松春陽大がインゴールへ持ち込み、連続トライで大阪桐蔭を突き放すと、桑田のキックも決まり、14-0とリードを広げる。
さらに桐蔭学園は前半20分、自陣ゴールライン付近でペナルティを得ると、素早いリスタートからカウンターを仕掛け、SO(スタンドオフ)伊藤大祐の絶妙なパントキックで敵陣ゴールライン前までゲイン。
最後はWTB(ウィング)西川賢哉のトライで加点。桑田のコンバージョンキックも決まり、21-0として後半へ折り返す。
後半に入っても勢いの止まらない桐蔭学園は、後半7分にカウンターラックから得たPG(ペナルティゴール)を桑田が決め、24-0とリードを広げる。
後半10分にはCTB渡邉誠人がハーフウェイライン付近からの中央突破で一気にインゴールまで持ち込んでトライ。桑田のキックも決まり、31-0とする。
一方、大阪桐蔭は後半15分、敵陣深い位置でのラインアウトからFWで押し込み、HO江良颯のトライでこの試合初得点を挙げると、コンバージョンキックも決まり、31-7と反撃の足掛かりを築く。
さらに大阪桐蔭は後半24分にNO8(ナンバーエイト)奥井章仁のトライで31-12とするも、その後は桐蔭学園がリードを守り切り、31-12でノーサイドとなった。
全国高校ラグビー大会 準々決勝
【ハイライト】大阪桐蔭(大阪第1)vs.桐蔭学園(神奈川)
J SPORTS 編集部
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