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ラグビー コラム 2019年11月5日

南アフリカが年間最優秀チーム賞、コーチ賞、選手賞を獲得。釜石市はキャラクター賞を受賞。ワールドラグビーアワード

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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11月3日(日)、東京都内のホテルで2019年の「ワールドラグビーアワード」が行われた。

ワールドカップで3回目の優勝を遂げた南アフリカは、チームとして年間最優秀チーム賞、指揮官のヨハン・エラスムスHC(ヘッドコーチ)が年間最優秀コーチ賞、そしてFL(フランカー)ピーター ステフ・デュトイが15人制男子の年間最優秀選手賞に輝いた。

日本代表、そしてジェイミー・ジョセフHCも年間最優秀チーム賞、そして年間最優秀コーチ賞にノミネートされていたが受賞を逃した。

男子15人制の最優秀新人賞はフランスのSO(スタンドオフ)ロマン・ヌタマック

女子の15人制の最優秀選手賞にはイングランド代表エミリー・スカラット(イングランド)、セブンズの最優秀選手賞には男子はフィジー代表ジェリー・ツワイ、女子はニュージーランドのルビー・ツイがそれぞれ選ばれた。

最優秀レフリー賞はイングランドのウェイン・バーンズ氏、トライ・オブ・ザ・イヤーにはワールドカップのニュージーランドvs.ナミビアのニュージーランド代表のSH(スクラムハーフ)のTJ・ペレナラのトライ。

特別賞には2月に引退したFLジェイミー・ヒースリップ(アイルランド)、ラグビーの普及に貢献した人物に贈られるヴァーノン・ピュー賞には前ワールドラグビー会長のベルナール・ラパセ氏が選ばれた。

そして、ラグビーの価値を高めたとしてキャラクター賞には岩手県釜石市が選ばれた。表彰式には釜石市副市長の山崎秀樹、元日本代表&釜石シーウェイブス桜庭吉彦GM、そして釜石高校3年の洞口留伊さんの3人が出席。

ワールドカップ日本大会の会場の一つとなった釜石市には、東日本大震災の津波で被害にあった小中学校の跡地に、今大会唯一新設となった釜石鵜住居復興スタジアムが作られ、復興を通じてラグビーの街づくりを進めたことが評価されての受賞となった。

桜庭GMは「鵜住居復興スタジアムは、会場の中で一番小さいスタジアムだったと思います。釜石市がこういった賞を受賞したということは、ラグビーの価値を高めることができたのだと思います」。

「鵜住居復興スタジアムを今後も釜石シーウェイブスが活用し、そして市民の盛り上げに貢献していきたい」と話した。

昨年8月、新スタジアムのこけらおとし時にスピーチを行い、ワールドカップ時も防災の啓蒙活動に参加した洞口さんは「優勝した南アフリカの選手会えて嬉しかったです」。

「リッチー・マコウさんやたくさんの人にスピーチを聞いたと言われて世界の人に届いていたんだなと実感しました」と笑顔を見せた。

また高校3年生の洞口さんは来年、大学生になる。今後は「大震災を経験したので、大学で防災を学んで、釜石から世界の防災をリードしていきたいです。この賞ももらって終わりではなく、スタートだと思っています」と話した。

【ハイライト】ラグビーワールドカップ 決勝 イングランドvs.南アフリカ

(c) Rugby World Cup Limited 2019

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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