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ラグビーワールドカップは9月28日(土)、東大阪市花園ラグビー場で、プールCのアルゼンチン代表とトンガ代表が対戦する。
初戦、フランス代表と戦った「ロス・プーマス」こと、アルゼンチンは、後半追い上げたものの、前半の失点が響いて21-23と敗戦。ただ、7点差以内の敗戦でボーナスポイント1を獲得している。
アルゼンチンを率いるマリオ・レデズマHC(ヘッドコーチ)は、HO(フッカー)アグスティン・クレービー 、SO(スタンドオフ)ニコラス・サンチェスらをベンチに下げ、フランス代表戦から先発メンバー4人を入れ替えた。
レデズマHCは、「名前や実績は何の保証もない。パフォーマンスを見て決めている。プーマスのジャージーを着る以上、そのことは皆理解している」と起用の理由を説明。
「マインドセットが最も大事だ。フランス戦の前半のような過ちを犯してはならない」と語った。
キャプテンのFL(フランカー)パブロ・マテーラは、「私達の目標はあくまでも決勝トーナメント進出だ。そのために残りの3戦にすべて勝つ」。
「フランス代表の敗戦は厳しかったが、私たちは長い期間かけた準備に裏打ちされた自信は失っていない」と必勝を誓った。
一方のトンガも初戦はイングランド代表にノートライに抑えられて、3-35と敗れている。
こちらもSOカート・モラスがケガのためチームを離脱するなどの影響もあり、同じく4人の選手を変更した。
トンガを率いるトウタイ・ケフHCは、「(SO)ジェームズ・ファイバはキッキングゲームに強く、タックルもできる。イングランド戦で足りなかったアタックをもっと積極的にやっていきたい」と意気込みを語った。
インサイドから、アウトサイドCTB(センター)へ下がったキャプテンのシアレ・ピウタウは、「クラブではそのポジションでプレーしている。SOを助けることができると思う」。
「フィジカルは良くなってきているし、スクラムとラインアウトは我々の強み。アルゼンチンとはフィジカルバトルになるだろう」と自信をのぞかせた。
決勝トーナメント進出をかけて互いに負けられない、アルゼンチンvs.トンガの一戦は、9月28日(土)午後1:45に花園ラグビー場でキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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