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スーパーラグビーは3月29日(金)~31日(日)にはやくも第7節を迎える。
日本を本拠地とするヒトコム・サンウルブズ(オーストラリアカンファレンス)はオーストラリアに渡り、29日(金)に同じくオーストラリアカンファレンスに所属するワラターズと対戦する。
サンウルブズは第3節にアウェイでチーフスに30-15と勝利したが、その後、あと一歩まで相手を追い詰めるなど善戦するも、なかなか勝てない状況が続いている。
前節もホームのひとつシンガポールで、昨年まで3年連続準優勝のライオンズ(南アフリカ)相手に前半は優位に試合を進めたが、後半はセットプレーで後手に回り、ペナルティも増えたことで得点を重ねられて、24-37と敗戦。
1勝5敗の総勝ち点6で、オーストラリアカンファレンスでも5位、全体で最下位となってしまった。
サンウルブズはアウェイでの対戦だが、ワラターズとは第2節、ホームで30-31と善戦している相手だけに、何とか2勝目を挙げたいところだ。
一方、ホームのワラターズは前節、昨年の王者クルセイダーズ(ニュージーランド)に20-12で勝利。
3勝2敗で勝ち点を14に伸ばし、オーストラリアカンファレンスで首位に立ち、全体でも3位に浮上した。ワラターズとしてはホームで連勝し、勝ち点を積み上げたい。
まず、サンウルブズのメンバーを見てみよう。ゲームキャプテンは引き続きFL(フランカー)ダン・プライヤーが務め、前節から5人先発を変更した。
FW(フォワード)は第1列がPR(プロップ)1番を三上正貴に代えてパウリアシ・マヌが、HO(フッカー)は坂手淳史からジャバ・ブレグバゼが先発。
LO(ロック)5番がトム・ロウからヘル・ウヴェ、FL6番がベン・ガンターからツイ ヘンドリックと代わった。前節、ベスト15を受賞したNO8(ナンバーエイト)ラーボニ・ウォーレンボスアヤコはもちろん先発する。
BK(バックス)は、SH(スクラムハーフ)にジェイミー・ブースに代わって、3節で負傷交替した茂野海人が先発で復帰する。SO(スタンドオフ)は前節ベスト15に輝いたキックの名手ヘイデン・パーカー。
前節、「良かった」とトニー・ブラウンHC(ヘッドコーチ)に評価されたCTB(センター)立川理道、FB(フルバック)山中亮平はともに2戦連続先発。今年好調のWTB(ウィング)ゲラード・ファンデンヒーファーもスターターに名を連ねた。
今回のワラターズ戦は、シドニーから北へ160km離れたニーカッスルで行われる。ブラウンHCは「今週はショートウィーク(試合の間隔が短い週)のため、主な準備はリカバリーに集中することです」。
「ニューカッスルという場所で戦うのはサンウルブズとしては初めてですが、サンウルブズは世界中様々なスタジアムで試合を経験しています。今週もまた新たな環境でラグビーを楽しみたい」と意気込んでいる。
アタック力は健在のサンウルブズとしては、先週は後手を踏んだセットプレーを改善し、後半の勝負所や疲れてくる時間帯でのペナルティをなくすことが勝利への近道となろう。
一方のワラターズのダリル・ギブソンHCは前節から大きく先発を入れ替えた。
ワールドカップに向けてのオーストラリア協会の選手管理の規定に従い、「ワラビーズ」こと、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー、NO8ジャック・デンプシー、2018年度まで神戸製鋼でプレーしていたCTBアダム・アシュリー クーパーが休養となった。
代わって、SOはマック・マイソン、NO8にマイケル・ウェルズ、CTBはカーマイケル・ハントがそれぞれベンチから昇格して先発する。
また、FLにはネド・ハニガンに代わってラクラン・スウィントン、WTBアレックス・ニューサムに代わってカーティス・ロナが先発復帰する。
それでもキャプテンのFLマイケル・フーパー、LOロブ・シモンズ、SHニック・フィップス、CTBカートリー・ビール、FBイズラエル・フォラウら、オーストラリア代表経験豊富なビッグネームたちは先発する。
前節はハイパントキャッチが得意なFBフォラウを軸にトライを重ねただけに、今週もハイボール中心に攻めてくるはずだ。
史上初めてニューカッスルのマクドナルド・ジョーンズ・スタジアムで試合をすることに関してギブソンHCは、「今シーズンはニューサウスウェールズ州のファンのために試合をするチャンスだと本当に考えており、金曜日の夜にニューカッスルでプレーするのを楽しみだ」。
「ニューカッスル地域には素晴らしいラグビーのコミュニティがある」と地元に密着したチームとして勝利を誓った。
サンウルブズとしては、強豪ワラターズ相手だが、何としても今シーズン2勝目、そしてオールとラリアの地で初めての勝利を挙げたいところだ。
試合は3月29日(金)午後5:35からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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