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モータースポーツ コラム 2026年4月30日

【プレビュー】ブレガ9連勝で、ドゥカティの勢いは衰えず。國井勇輝も代役参戦! | FIM スーパーバイク2026 第4戦 バラトンパーク

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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FIM スーパーバイク2026 第4戦 バラトンパーク

市販車ベースの最高峰バイクレース「FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)」の第4戦がハンガリーの新興サーキット、バラトンパークにて5月1日(金)〜3日(日)に開催されます。今シーズンもJ SPORTSではWSBKを全戦放送/配信中。今回は典型的なストップ&ゴーサーキットとなるバラトンパークを舞台にした第4戦のレースプレビューをお届けしましょう。

ドナウ川がもたらす豊かな潤いに溢れた国、ハンガリー。東欧文化圏にありながら早くからF1をはじめモータースポーツの世界選手権を開催してきた国で、その中心となっていたのは首都ブダペスト郊外のハンガロリンクサーキットでした。2023年に新規オープンしたバラトンパークサーキットは2025年から33年ぶりに復活したMoto GPハンガリーGPの舞台となり、WSBKも昨年初開催となりました。

WSBKでは全員が初めてこのサーキットでレースを行い、トプラク・ラズガットリオグル(当時BMW)が3連勝を達成。巧みなブレーキングで前に出て、他を圧倒するレースを続けました。スーパーポールレースではサム・ロウズ(ドゥカティ)が2位、レース2で3位と連続表彰台を獲得。新しいサーキットならではといえる伏兵の活躍を見ることができました。

今季ここまで9レースで全て優勝し、向かう所敵なしの状態にあるニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)は昨年、スーパーポールレースでは無得点レースを作りましたが、レース1、レース2では2位表彰台を獲得。トプラクが抜けた今季のバラトンパークでもさらに勝利数を伸ばしていくと考えられます。

第3戦・アッセンでは性能調整が行われましたが、勢力図は変わらず、ドゥカティ・ファクトリーチームの「Aruba.it Ducati」のニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)、イケル・レクオーナ(ドゥカティ)が3レース連続の1-2フィニッシュを達成。

ヨーロッパラウンドの幕開けとなった第2戦・ポルティマオはまたもやニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)の3連勝。これでブレガは開幕から6連勝を達成しました。それにプライベートチームの「Elf Marc VDS Racing Team」でドゥカティを駆り、今季はトップ5でのフィニッシュを続けているサム・ロウズ(ドゥカティ)が3連続3位表彰台を獲得。ドゥカティが表彰台を独占することになりました。

対抗馬となるはずのBMWはミゲール・オリベイラ(BMW)、ダニロ・ペトルッチ(BMW)共に不振に終わり、ドゥカティに完敗。一方で「ビモータ」(Bimota by Kawasaki Racing Team)は今回もアレックス・ロウズ(ビモータ)がレース1、スーパーポールと5位フィニッシュを果たし、ポイントを積み重ねました。

日本車勢は変わらず厳しいレースが続いています。エースのアンドレア・ロカテリ(ヤマハ)がレース1で6位フィニッシュ。スーパーポールレースでは今季からヤマハに移籍したチャビ・ビエルゲ(ヤマハ)も6位に入りましたが、勢力図としてはあまり変わらずというアッセンでした。

ライダーの怪我が相次いでいるホンダはテストライダーに就任したジョナサン・レイ(ホンダ)が2大会連続で代役出場することになりましたが、得意のアッセンでもポイント獲得は達成できずじまい。アッセンでは第2戦ポルティマオで復帰したソムキアット・チャントラ(ホンダ)が再びフリープラクティスで転倒して負傷。彼はレースを欠場する事態になりました。

開幕戦で手首を負傷し、欠場が続いているジェイク・ディクソン(ホンダ)は怪我の回復が遅れており、今回も欠場。代役として起用されるのは今季から全日本ロードレースJSB1000に参戦している國井勇輝(ホンダ)です。彼は2024年に全日本ST1000でチャンピオンに輝き、2025年はMoto2でグランプリレース復帰を果たしましたが、ポイント獲得はならず、シートを継続することは叶いませんでした。

今季、JSB1000では初のフル参戦となりますが、開幕戦のもてぎでは3位表彰台を獲得。この評価もあったのでしょうし、それに加えて去年Moto2でバラトンパークのレースを経験していることもあり、代役起用となりました。彼にとってはビッグチャンスですから、良い結果を期待したいところです。

今回もブレガの無双レースとなるのか、チームメイトのレクオーナが一矢報いることになるのか、ドゥカティライダー同士の対決のレースになることは間違いないでしょうから、そろそろ対抗馬の登場に期待したいですね。

文:辻野ヒロシ

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【決勝レース ハイライト】FIM スーパーバイク世界選手権 2026 第3戦 アッセン(オランダ)(4月19日)#sbk

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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