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かつて、この時期をモータースポーツ界では【ストーブリーグ】と称していたのをご存知でしょうか。
シーズンが終わりを告げて、翌シーズンまでの間にチーム体制、ドライバーの移籍などを屋内でストーブを前にしてあれやこれやと考えを巡らせる。ボクたちもジャーナリストやカメラマンと「あのドライバーの移籍先は・・・?」などと自分の情報網を駆使してクイズに挑戦するように翌シーズンのラインアップを語り合った。というのは、もう何年も前の話になってしまった。
今や、各自動車メーカーやチーム、ドライバー個人がSNSを通じてシーズンが終わってすぐに翌シーズンの情報を発信している。
だからボクらおじさんたちのストーブリーグごっこは、もうお〜終い。
一方、海外ではオフシーズンがどんどんと短くなっている。
ダカール・ラリーが終わり、フォーミュラEも開幕し先日第2戦が開催された。さらにWRCのラリー・モンテカルロがスタートした。
話は変わりますが、先日、ある新年会に声をかけていただいて、参加させていただきました。
それは、サーキットのオフィシャルさんたちの新年会。
オフィシャルさんといっても、担当がいろいろある。その新年会は、ピット担当のオフィシャルさんたちの集まり。全国のサーキットで従事している方たちが集まって2026年シーズンを目前に控えて互いに親睦を深める会。
また昨シーズンはフォーミュラEのオフィシャルサイドの皆さんと交流させていただいて、お呼ばれした。
各地のサーキットのオフィシャルという集まりと聞いて、サーキット毎に少なからず壁があって雰囲気は少し硬くて、ギグシャクするのかなと思いきや、その予想は、大外れの和気あいあいミーティングがいきなり炸裂、爆裂、笑い声が絶えない。
オフィシャルさんは、ひとつのサーキット専属というわけではなくて、複数のサーキットで活躍されていることが殆ど。中には親子二代でピットエリアのオフィシャルとなった家族もおられます。サーキットが異なれば、施設や運営方法が少し違っていることをベテランのオフィシャルさんは熟知している。それが職業ではなく、生活のための本業の合間にモータースポーツを公正に運営するために現場の業務に従事している。さらぶその活動はボランディアであって、JAFの規則R項で交通費、宿泊費、食事代が支給されるが、決して一般のアルバイトと比較すると申し訳ないぐらいの金額しかもらえない。
しかしそんなことは全く気にしないで新たなシーズンへ向けて皆さんが笑顔でモータースポーツを語り合い、会の最後に2026年シーズンの抱負を述べて大団円。
オフィシャルさんの新年会に参加しました(筆者提供)
自分が知らなかったオフィシャルさんたちの思いを垣間見られて、勉強になりました。ありがとうございました。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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