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カッレ・ロバンペラ選手
そのリストを見た瞬間すごいと思った。
今シーズンのメジャーシリーズは終わりを告げ、ストーブリーグへ突入。
そして、来シーズンへ向けての動きが始まっている。
12/10(水)から鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ (SF)の公式/ルーキーテストが開始される。その参加ドライバー総勢は36名。
3日間に及ぶテストでは2025年のレギュラードライバーだけではなく、ルーキードライバーも参加。その数たるや17人。これほど多くのルーキーが参加するというテストは記憶にございません。先日のマカオグランプリで活躍した若手外国人ドライバーや国内の下位カテゴリーで頑張ってその実力が認められて本テストの切符を手にできたドライバー、そして、2025年シーズンとは異なるチームのマシンに乗り込むドライバーがいる。
そして少しお休みしていたチームがカムバックしてきたりするので、モータースポーツファンにとっては、あれやこれやと思いを巡らせる、とてもとても楽しみな2025年SFのファイナルイベントとなるでしょう。
私が注目されているドライバーの一人に異色のチャレンジを行うカッレ・ロバンペラ選手がいる。2022・2023年にWRCでチャンピオンに輝いた彼がSF参戦を表明して、今回のテストにも6セッションをフルにドライブする。F1ドライバー、SUPER GTから現在は、ラリーを主活動の場としているヘイキ・コバライネン選手が同国出身のドライバーとしてエールを送っている。数ヶ月前にロバンペラ選手のSF参戦が報じられた時に頭を過ったのが、あるフランス人ドライバーのこと。
その人は、ジャン・ラニョッティ選手。
小柄で快活。車に乗り込む前にイヤープラグを鼻に突っ込んで戯け、周囲を笑わせるおじさんという印象をボクは持っている。1980年代にルノー 5ターボを駆ってラリー・モンテカルロとツール・ド・コルスで優勝。同時期にはル・マン24時間レースにも参戦して2勝を記録している。またツーリングカーレースにも参戦し、ルノー、ルノー・スポールとの関係が深く、ルノーエンジンを搭載したF1マシンをテストドライブした経験もある。その際、同選手は現役のF1ドライバーと遜色ないタイムを叩き出したという。その結果は伝説として語りつがれている。どんな【車】でも乗りこなしてしまう職人なのでしょうね。
ロバンペラ選手のチャレンジはどのように展開されて行くのかとても興味があります。ラニョッティ選手が活躍していた時代とは環境がまるで違うでしょうが、ロバンペラ選手がどんなドライビングを見せるのだろうか。楽しみ。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会会長。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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