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スーパーフォーミュラ2024の第8-9戦でデモランが披露された自律走行のA2RLマシン
先日、中国の北京市で<世界人型ロボットスポーツ大会>が開催されたと新聞で知った。日本を含む16カ国から500体の人型ロボットが参加して25種目の競技が行われたという。陸上競技では、1500メートルで優勝したロボットの記録は、6分34秒37だった。人間の同じ競技の記録が3分30秒ほどなので、かなりスローモーな走り?作動?だったのでしょうね。陸上だけではなくて、球技ではサッカーやバスケットが行われて、サッカーは人型のロボットがドリブルして競技していたが、バスケットではこれが人型?と疑問を感じざるを得ない機械が動きまわる状況だったようだ。
モータースポーツでもロボットレーシングのトライアルが行われているけれど、ドライバーが乗り込まず、ロボタイズのレーシングカーらしきものがサーキットを走行するシーンを見たことがあるけれど、そのレベルは、人間がマシンコントロールして走行する速さには到底及ばない。スポーツカータイプのロボタイズカーがクラッシュしてしまってフルラップを走行できなかった。その模様を報じた記事に「誰もケガすることはなかった」とジョーク混じりに揶揄された。日本国内でもスーパーフォーミュラのイベントの際にロボタイズフォーミュラカーが鈴鹿サーキットを走行したのを記憶している。しかし、これも、ヘアピンでリヤタイヤがスライドした際にマシンコントロールをすることができずにイン側に巻き込み、クラッシュして走行を終えた。
北京のロボットスポーツ大会は、中国のロボット、AI産業育成が目的であって、【スポーツ】と銘打ったのも注目を集めることが目的であったのでしょう。スポーツとは、心身の健全な発達、健康の保持増進、精神的な充足感の獲得などを目的として、個人または集団で行われる運動競技や身体活動という定義がある。
これまでに幾度もモータースポーツは、スポーツなのかと問いかけられたことがある。ボクの答えは「勿論。高度で最高のスポーツ」です。他のスポーツと異なるのは、用いる道具=自動車=レーシングマシンと競技会場と安全性に関わる設備。その中で人間が速さに挑む。スピードに挑む蛮勇を比べ合うのではなく、携わる人の全てが叡智を注ぎ勝利へ邁進する。プロフェッショナルレベルでは<心身の健全な・・・健康・・精神的・・>という点は飛び越えて信じられないほどのパフォーマンスを披露してくれる。競技を終えた瞬間、勝利の喜びの声を最初に聞かせていただくという光栄なのがボクです。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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