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モーター スポーツ コラム 2025年4月17日

フェラーリが地元のイモラで昨年の雪辱なるか? トヨタは大会の連覇を狙う

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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FIA世界耐久選手権(WEC)のヨーロッパラウンド3戦がイタリアのイモラでスタートする。昨季はモンツァがコース改修のためにローマに近いイモラでの開催となったが、今年も6時間レースとして継続開催となった。イモラは正式にはアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(エンツォとディーノ・フェラーリの国際自動車競技場)という名称で、現在はF1エミリア・ロマーニャGPの開催地でもある反時計回りの高速コース。1994年にサンマリノGPとして開催されたF1GPでは、アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーが事故で亡くなったコースでもある。

昨年のWEC大会は地元での優勝を狙ったフェラーリが雨予報を読み間違えて散々なレースとなり、トヨタGazoo Racing(TGR)が優勝した。今季開幕戦カタール1812kmではフェラーリが50号車、83号車、51号車の3台で表彰台を独占。この勢いで昨年の雪辱を狙って来るだろう。TGRとポルシェは性能調整(BoP)もあり、開幕戦に続きやや苦戦か?開幕戦でトップ争いに加わりながら同士討ちで脱落したキャディラックが、フェラーリの対抗馬としてパフォーマンスを発揮できるだろうか。日本のファンとしては、今年も小林可夢偉と平川亮を擁すTGRの優勝に期待をかけたいところ。
開幕戦ではまだまだ開発途上に見えたニューカマーのアストンマーティン・ヴァルキリーはIMSAのセブリングで完走を果たしたが、WECの2戦目ではどのようなパフォーマンスを見せてくれるか?BMW、アルピーヌ、プジョーらセカンドグループからどのメイクスが抜け出てくるかチェックしておきたい。

FIAGT3クラスでは昨年苦戦を強いられたレクサスが予想以上に頑張ってくれた。それと予選でのマクラーレンの速さにも驚かされた。僅差で優勝したのはシボレー・コルベットだったが、他のGT3レースで大活躍するメルセデスが苦戦を強いられたのも意外だった。これは初めてメルセデスを走らせるアイアンリンクスの経験が不足していたからか?9メーカー合計18台で争われるFIAGT3クラスでは、95号車マクラーレンをドライブする佐藤万璃音を要チェック。

WECの新しい話題としては、韓国のジェネシス(ヒョンデ/ヒュンダイの上級車ブランド)が来季のハイパーカーにGMR-001(V8 3.2リッターツインターボ)で参戦すると発表されている。また2027年にはフォードとマクラーレンもハイパーカーに参戦することを発表している。

J SPORTSでは、予選を4月19日、午後9時20分〜深夜0時(オンデマンド)、決勝を20日午後7時30分〜深夜2時30分(J SPORTS 3/オンデマンド=〜3時30分)にLIVEでお伝えする予定。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:皆越和也

皆越 和也

皆越 和也

1961年熊本県出身。1980年代後半に富士スピードウェイで観戦した「WEC in JAPAN」で四輪モータースポーツに目覚め、モータースポーツ専門誌編集部等を経てフリーランスのフォトライターに。SUPER GTは全日本GT選手権がスタートした1993年より、ほとんどのレースを現場で取材している。

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