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昨年末、Honda、日産自動車、三菱自動車は協業形態の検討を発表した
2025年がスタートしました。
本年、今シーズンも宜しくお願い申し上げます。
振り返れば、2024年シーズンもモータースポーツは、ドラマチックで我々メディアに多くのトピックスを提供してくれました。2025年もワクワクさせてくれることを期待します。
さて、この小欄を昨年最後に執筆していた前日に自動車業界再編に繋がるであろうことが起きました。将来にホンダと日産、そして三菱の経営統合に関わる記者会見です。
このアクションについての率直な感想は「へーっ」でした。ボクは、モータースポーツを専門としているので一般自動車ジャーナリズムには疎いのですが、国内のトップツーリングカーカテゴリーで火花を散らして戦っているメーカーが持ち株会社を立てるとのこと。モータージャーナリストの一部は、この発表を歓迎していた。
大手新聞を含め多くのメディアが、さも【統合】と喧しいけれど、この記者会見は、結婚を前提にしたお付き合いを始めませんか?というモーションのかけ始めだと思うのです。これがめでたく成就するのかどうかは、今後の展開次第ですね。
でも、モータースポーツの現場でのホンダと日産のメーカー色は、異なる。闘っているのだから同じわけはないのだけれど、将来に一つの持ち株会社の下で異なるブランドのレーシングチームとしてどのように闘って行くのかとても興味がある。多くのモータースポーツファンの皆さんもボクと同じ気持ちであることでしょう。
こんなことを書いていると、自動車業界に詳しい方に「片腹痛い」と馬鹿にされてしまうだろう。
2021年にフランスとイタリア、アメリカの多国籍自動車会社が合弁して誕生したステランティスは、なんと14のブランドがその傘下にある。様々なジャンルのレースで皆さんがご存知のブランドが活動を展開しているし、同じカテゴリーで闘っている例もある。
ということは、ホンダと日産が持ち株会社の下でも独自のカラーでモータースポーツを展開し、楽しませてくれる…ということで胸を撫で下ろせるのかな。
ただし、ステランティスは、多国籍での話。同じ国の中、それも極東の島国の現場でどのような展開が起きるかは予測がつかない。年末から年始にかけて、親類縁者と顔を合わせ、友人からも「例の統合話だけどさー」と振られる度にその話題から逃げまくっていた。自動車メーカーの生き残りを目指す統合だけれど、現場が統合されることがないことを祈って新年を迎えたのです。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会会長。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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