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堤優威選手(No.2 muta Racing GR86 GT)「タイヤ無交換をやり切り、タイヤを持たせられたことが勝因」 | SUPER GT 2024 第1戦 岡山【SUPER GT あの瞬間】
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子No. 2 muta Racing GR86 GT
── 予選Q1のB組では、担当した平良選手がトップタイム。続くQ2のグループ1には堤選手が出走し、アタックを担当。ユーズドタイヤでの初アタックはどんな感じがしましたか?
堤:GT300とGT500両クラスのQ1のあとは、路面コンディションの向上がすごいあるんです。公式練習でシミュレーションもしたんですが、そのときとは全然違う路面でした。Q1のタイムを見てもみんな速かったですよね。平良選手も(1分)25秒985と速いタイムを出していたので、路面コンディションがいいんだろうなと思ったんですが、そのなかで中古タイヤでアタックするのが初めてだったので、手探りではありましたが自分のなかではほぼ完璧なアタックができました。
── そう思えば思うほど、Q1とQ2のタイム合算の結果として、65号車との0.067秒差はとても悔しい思いがしたのでは?
堤:正直、ライバルはスバルかなと思っていたんですが、LEON(No.65 LEON PYRAMID AMG)の蒲生(尚弥)選手が非常に速いタイムで……。もう中古タイヤであんなタイムを出されたら無理だよね、って言うぐらい速いタイムを出されちゃった。自分的にほぼ全力でアタックしたし。まぁ敢えて言うと、ベストタイムのときのセクター3でちょっとリヤが出てしまったので、それがなければ勝てた(速かった)かな。悔しい気持ちはありましたが、シリーズ争いを考えても予選2位は別に悪くない結果なので、自分たちの全力を出し切ったという意味では、良かったと思います。
── 去年はポールポジションを獲っても2位という結果があったので、今年は逆に「2位から優勝!」と話していました。まさに有限実行の勝利でした。ずばり今回の勝因は?
堤:ブリヂストンタイヤさんのおかげです。もちろん、クルマやブレーキはじめ、いろいろと進化しているんですが、GT300クラスでは、今回ブリヂストンタイヤ勢が結構上位に来ていました。もちろん、コンディションの関係もあると思いますが、タイヤ無交換をやり切って、なおかつタイヤを持たせられた、そこが勝因かなと思います。
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