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富士スピードウェイでのテストは大半がウェットコンディションとなった。
二週連続でSUPER GTシリーズ(SGT)の公式テストが先週の土曜日、日曜日に富士スピードウェイで行われました。二日間のテストは大半がウェットコンディションでしたが、ひとつのセッションだけはなんとかドライコンディション。しかし、ドライであってもかなり路面温度が低い状況でした。なにせ路面温度が10度にも満たない。富士での、シリーズ開催は第2戦と第4戦。その時の路面温度は、テスト時と同じではない。少なくとも倍以上にになるでしょうね。タイヤメーカーさんたちは、過去のデータと今回のテストの状況を加味してタイヤを用意するのでしょう。岡山のテストに引き続いて、各社のレインタイヤのテストは興味深いものがありました。
GT500クラスではブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマの3社全てがニューパターンを持ち込んでいた。このようなレインタイヤ開発、ニューパターンの投入に火をつけたのは、今シーズンGT500クラスへの供給を休止しているミシュランが一昨年に投入したストレートグルーブ(縦溝)主体のレインタイヤが驚異的な威力を発揮したことに端を発している。ダンロップとヨコハマは、ストレートグルーブがはっきりとしているパターン。それに対してブリヂストンは、ストレートグルーブが存在しない。トレッドの中心部分から内、外へ斜めにグルーブがあって進行方向へ矢印が組み合わされているパターン。規定では、レインタイヤのパターンはイベントの10日前までに申請することになっている。前回と今回のテストで投入されている各社のパターンはそのまま開幕戦に現れるかは、まだわからない。こうなったら開幕戦ではレインタイヤの性能バトルが見たくなってきた。
約2週間後に開幕するSGTシリーズ。今年は、桜の開花が予測よりも少し遅れるようだから開幕戦は桜満開かな。第2戦は、ゴールデンウィークの真っ只中。季節は最高。観客数もシリーズ中で一番でしょう。そして、標高の高い富士スピードウェイでは遅咲きの桜も見られるかも。われわれ取材人にとっては桜のお花見が二度美味しいことになるかな。
テレビ番組の制作陣とプロモーターの映像担当者の間では、新たな予選方式をより分かりやすく状況を表示することに四苦八苦。岡山と富士のテストでは異なるCG表示をして良いとこ取りで開幕戦のタイム計測表示をお届けするそうです。ご期待ください。
そして、今週末には本邦初の公道を使ったレース。Formula EのTOKYO E Prixが行われます。SGTとは勝手が異なるので、駆けずり回ることはできないでしょうが、ピットからリポートを入れます。お楽しみください。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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