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モビリティリゾートもてぎで開催されたHONDA RACING THANKS DAY。
2023年も残すところ1ヶ月を切ったのですね。
今年は、公私共にイロイロなことがあってドタバタの一年でした。まあ、平穏でのんびりした年などないのが常なので例年通りと言えば、その通りなのですが・・・。
先週末は、モータースポーツフェン待望のイベントがありましたね。NISNO FESTIVALと HONDA RACING THANKS DAYが行なわれたのですが、なんと同日開催。二つのイベントが同じサーキットで行なわれるわけがなく、例年二つのイベントに足を運んでいたファンは、どちらをチョイスするか悩んだことでしょう。ボクは、このところ両方共に顔を出していないので、家でのんびりと過ごしたかったけれど、早めに年末の大掃除ならぬ、ちょっとだけ整理をスタート。
月曜日にモータースポーツのデジタルメディアにアップされたイベントリポートの写真に目が止まった。あの選手がサーキットに帰ってきたのです。そうウルトラ・スーパー・レーシング・アシモがモビリティリゾートもてぎに現れた。そう、山本尚貴選手です。
SUPER GTの第6戦で他車との接触によってクラッシュ。安否が心配されるほどのアクシデントだった。菅生近隣の病院へドクターヘリで搬送されたが、その日は検査だけで退院。しかし、その後に他の病院で再検査して重症であることが分かり、入院、手術を受けた。9月から11月までの長期入院を経てようやく自宅に戻れた。アクシデント以降、初めてもてぎのサーキットへ足を踏み入れた瞬間の感慨は、われわれの想像を遥かに超えるものだっただろう。嬉しさ。多くの関係者と会えた喜び。
山本選手は、退院した直後には、
「自分にとっての無事という意味は、命が助かったことだけではなく、レーサーとしてこれまでと同じパフォーマンスが発揮できた時にはじめて「無事」と言えます。今は、不安はありますが、なんとしてでも復活できるように頑張ります」とコメントを送ってくれた。
そして、もてぎのイベント後に
「やはり自分の居場所はサーキットだなと再認識しました。早く戻りたいという熱がさらに増してしまいましたが、それをモチベーションに変えて頑張りたいと思います」と。現場の空気は、彼のDNAに特効薬を注入してくれたと信じています。
昨年から起きているSUPER GT GT500クラスのアクシデントは、一つ違えばドライバーの生命を奪いかねないレベルのアクシデントだった。スリリングでクリーンなレースをファンにお届けするためにGTアソシエイションには、安全性のレベルアップを切にお願いしたいです。
そして、山本選手のレース復帰は彼ならできます。
だって、
ウルトラ・スーパー・レーシング・アシモなのだから。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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