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川合孝汰選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)「“いつもどおりに行こう”と、みんなが口に出して準備した」 | SUPERGT 2023 第8戦 モビリティリゾートもてぎ【SUPER GT あの瞬間】
モータースポーツコラム by 島村 元子無料動画
川合孝汰選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)「いつもどおりに行こう」 | SUPERGT 2023 第8戦 モビリティリゾートもてぎ【 #SUPERGT あの瞬間】
川合:開幕前から、2号車は、チームとしても僕らドライバー間でも、一番意識していたチームだったんです。今年、僕らがどうこうということとは別に、2号車は確実にチャンピオン争いするだろうと予想していたので、そのとおりになったというのもありますし、また、個人的には、堤(優威)選手とは10年前にカートレースでずっと争っていた仲だったんで、懐かしいと思いつつも、またこうして違う舞台ながら、こうやって戦えたことは素直にうれしかったですね。
── 手強いライバルと見てた2号車がポールポジションを獲るなか、レース前のチームミーティングは、どういう話になりましたか?
川合:チャンピオン争いのなか、しかも、ほぼほぼ(52号車と2号車の)1対1だったんで、やっぱり意識しない方がちょっと難しかったんですけど、なんか意識をすることによって、ポイントが獲れなかったりとか、いつものチームからちょっと状態がずれてしまったりすることがあったので、ミーティングでは、いつも以上に“今回はいつもどおりに行こう”と、みんなが口に出して準備してきました。(タイトル争いでは)圧倒的に有利なポジションだったので、周りの方から見ればそんなことはないだろうと言われがちですが、実は去年、僕ら(のチーム)はスーパー耐久で、“最終戦で完走できればチャンピオン”っていう、ほぼ(タイトルを)獲れるだろうと言われていたときに、エンジン系のトラブルが出てしまって完走できず、チャンピオンが獲れなかったんです。だから、“絶対大丈夫だろう”と言われても、“絶対ってないだろうな”っていうことを身に染みて感じていたんです。
── 「いつもどおりに」と心がけて挑んだ予選では、吉田広樹選手がQ1・A組を3番手通過。川合選手はQ2担当で7番手に。やはり、いつもと違う感じはありましたか?
川合:やっぱりありました。周りから、“緊張してる”って言われました。僕自身は“いつもどおり、いつもどおり”と思ってたんですけど、やっぱり周りの人から見れば、ちょっと口数が多かったり、落ち着いてない感じがあったと言われて。そう言われたあとに自分のことを客観的に見たら、“緊張より不安要素がちょっとあるな”みたいな感じで……。ちょっと表現が難しいんですが、“なんかあったらどうしよう”とか、考えなくてもいいことをいろいろ無駄に考えてしまうというか、そういったことがいろいろと出ていたなという感じはありました。
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