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堤優威選手(No.2 muta Racing GR86 GT)「目の前に勝ちがあったのに、掴み取れなかったのが本当に悔しい」 | SUPERGT 2023 第7戦 オートポリス【SUPER GT あの瞬間】
モータースポーツコラム by 島村 元子レースでは、平良(響)選手がスタートをうまく決めてくれました。彼が第1スティントで、第2、第3が僕の予定だったんですが、彼のスティントでタイヤのピックアップの問題で(ペースが)上がらずに埼玉さんに抜かれてしまい……正直、そこが想定外だったんです。なぜかと言うと、埼玉さんとはクルマもほぼ一緒で、タイヤも同じメーカー(ブリヂストン)。使ってる(タイヤ)コンパンドも、おそらく同じ。その中で、なぜ僕らがそういうピックアップ問題に悩まされたのかなと思いつつも、想定と違いました。平良選手の無線からも、『タイヤのピックアップがきつい』『(ピックアップが)どうしても取れない』ということで、想定より早くピットインすることになりました。チームは、僕が2番手で受け継いで、ゴールまでになんとかトップを奪還できるような作戦を考えていてくれてはいたんですが……。実際に走り出すと、僕も最初の8周目ぐらいまではいいペースで走れるんですけど、そこからピックアップ問題がやっぱり生まれてきて、本来の速さを発揮できずに、操作がすごい難しい状態で。もちろん、他メーカーのタイヤに比べたら、 全然マシなレベルの範囲なんですけど、“対・埼玉”で見ると、タイムの落ち幅がすごく大きくて、そこをなんとかごまかしながら乗るのがすごい難しかった。
No.2 muta Racing GR86 GT
結果的にピックアップの症状が直らなかったので、第3スティントでは、ちょっと賭けに出て、その週(レースウィーク中)に1回も使ってないコンパウンドのタイヤを使用しました。もしかしたら遅いかもしれないけど、このままピックアップが出ると勝てないという判断をして。僕が、もう1個のタイヤを使おうって決断しました。タイムは速かったんですけど、それでもピックアップ問題が出てしまって……。“タラレバ”なんですが、平良選手の第1スティントと僕の最初の第2スティントで、埼玉さんとの距離をもうちょっとでも縮められてたり、抜かされなければ、もうちょっとラクな展開になっていたとは思うんですよね。52号車とは2回目のピットアウトを終えて、確か20秒か30秒ぐらい差があって。そこから結構な勢いで追いかけて、追いついたんですけど、追いついた頃には僕もやっぱりまたピックアップの症状が出てきて、なかなか抜くに至らず……っていう歯がゆい展開で。作戦的にも、もう目いっぱいでした。
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