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モーター スポーツ コラム 2023年10月27日

堤優威選手(No.2 muta Racing GR86 GT)「目の前に勝ちがあったのに、掴み取れなかったのが本当に悔しい」 | SUPERGT 2023 第7戦 オートポリス【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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── ライバルに先行されましたが、追い上げる中でまず31号車を抜き、ついに52号車を“ロックオン”しました。どうアプローチすれば、チャンスが巡ってくると思いましたか?

堤:(2号車と52号車は)同じ特性のクルマなので、速いところが基本一緒なんですよ。また、ダウンフォースというか、空力を使ってる部分もあるので、前にクルマがいると空力が抜けて……アンダーステアになって曲がらなかったりして、またさらに自分のクルマのポテンシャルを発揮できないことになってしまうんです。周回遅れだったり、GT500クラス車両が絡んで、なんとかうまくツキが生まれないかなとずっと思ってました。攻め続けながらプレッシャーも与えながら、なんか他の要因を常に伺ってましたね。もう、それしかなかったです。基本的に、(52号車を)抜くまでの速度差が生まれなかった。うしろに付くと、やっぱり同じ速度でしかコーナーを曲がれない。なかなか抜くに至らず、非常に歯がゆすぎる展開でした。逆にプレッシャーを与え続けながら、多分20周ぐらい吉田(広樹)さんにずっとプレッシャーを与え続けたんですけど、それでもミスをしなかった吉田さんも非常にすごいなって思いますし、ドライバー、チーム含めて、最後まで気が緩められない展開で、どっちのチームも非常に頑張ったかなって思います。

── 戦績としては、平良選手との新コンビで2位表彰台が3回。決して悪くはないけれど、“てっぺん”(優勝)が遠い。気持ちとしては複雑ですね。

堤:開幕戦の岡山と前回のSUGOは、マシントラブルで止まっちゃって。そういうところも非常にもったいない部分です。最初の2位(第2戦富士)は、平良選手が、SUPER GTに今年からレギュラー参戦というところで、GT500クラス車両の行かせ方とか、若干まだマシンにも慣れてなかったですし、(サクセスウェイトを搭載して)重い状態でのマシンの動かし方だったりとか、まだ不慣れだった状況の中、ああいう展開(※2)になってしまったんで。正直、今の平良選手だったら抜かれてないと思うんですけどね。第3戦の鈴鹿の2番では、トップがBMW(No.7 Studie BMW M4)だったんですが、赤旗が出ずに最後までレースがちゃんと続いていれば、絶対勝てたレースでした。速さは非常に示せてると思うんですけど、そういった意味では、非常にツイてない部分が多かったですね。僕自身もミスがあったり、あとチームとしてもミスがあったり……。もちろんそのミス(から学んだことを)を次に活かして、しっかりミスしないように考えてはきてるので、チームとしては強くはなってるんですが、SUPER GTで優勝するっていうのは、速さだけではないんだなと改めて思いました。ちょっと“運的要素”が大きい気がします(苦笑)。

※2:GT500クラス車両にラインを譲る中、失速。その後、後続車に逆転を許して2位に。

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