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モーター スポーツ コラム 2023年10月4日

吉田広樹選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)「抜かれたらごめん。だけど、これで行くしかない」 | SUPERGT 2023 第6戦 SUGO【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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── レースが赤旗があったので、長引いて16時20分に終了。そこから18時20分に暫定結果、そのおよそ1時間後に正式結果が出て、“優勝”が確定。トップ繰り上がりの話はどこで聞きましたか?

吉田:表彰式のあとは、GTAさんのYou tubeだったり、J SPORTSさんの 話(取材)とか……取材が終わったあと、チームと今回のレースに対してのミーティングを、チームのトレーラー(の中)でやっていました。そのときに、“もしかしたら、そういう結果(優勝)になるかも”っていう話になって。暫定結果(この時点で52号車が優勝扱いに)が出た時も、チームのエンジニアらとトランポにいました。正式(結果)が出るまでの間も、ミーティングで次のレースに向けての話とかをしてたんで。暫定、正式、どちらの結果も、チームエンジニア、孝汰、ブリヂストンさんと一緒にトレーラーで聞きました。

── 正式に優勝が決まり、うれしく思う一方で、いろんな気持ちが渦巻いてたのではないでしょうか?

吉田:確かにすごいうれしかったですし、チームも頑張ってたんで、良かったです。今回のレースでポイントだったのは、仮に18号車が優勝すると、シリーズ(争い)は、かなり18号車にとって有利になると思ったこと。僕ら含めた他のクルマに関しては、チャンスがすごく減るタイミングだったと思うんです。チャンピオンの可能性があるから全力でやるとかそういうわけではないんですけど、やっぱりそこは気持ち的にも変わってくる部分だと思うので、シリーズ(タイトル)がまだまだ狙えるっていう……狙えるって言ったら変ですけど、もちろん18号車が仮に優勝して、僕らが2位だとしても、残り2戦一生懸命やりますが、(チャンピオンの)チャンスが増えた喜びも大きかったです。優勝できたことの喜びに対し、すごい難しかったのは、18号車の小林選手が表彰式待ってる時に、声をかけに来てくれたことを思い出して……。僕が“リミッターボタン押しちゃったかも”って思っていたのと一緒で、彼らのチームも一生懸命やって……あの重さ(100kgのサクセスウェイトを搭載)であの順位にいるわけだから、やっぱりチーム含めて、みんな頑張っての優勝っていうか、1位でチェッカーだったと思うので。そのあとに、僕が実際に感じていた状況になったので、素直にうれしい気持ちと、彼らの立場を思うと、もうつらいのはハンパないでしょうし……。(18号車の失格の原因が)車高だったとあとでわかったんですが、ドライバーとしては、それを例えば走り方でどうにかできたんじゃないかとか、エンジニアさんだったりメカさんも、もうちょっとマージン取っとけばよかったとか……。そういう気持ちを僕らが(先に)味わっていたから、(18号車のことを)想像するとちょっとツラい。手放しに、自分たちが“優勝できてうれしい”っていうような感覚ではなかったですね。

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