人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2023年9月12日

SUPER GT第6戦プレビュー|ここまでがウェイトMAXの戦い。重いチームは我慢を強いられ、軽いチームは我慢が実る!?

SUPER GT by 秦 直之
  • Line

実際、アクシデントの直前にトップで最後のピットストップを終え、5番手だったSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人のペースが終盤は最も速く、その後3番手に上がったのだが、前の2台との間に8秒あった差は、最後に2秒を切るまでとなっていた。この車が履くのはご存知のとおりダンロップ。もう数周レースが長かったら、それ以前にアクシデントが生じていなければ、SUBARU BRZ R&D SPORTがポール・トゥ・ウィンを飾っていただろう。

さて、今回は? SUGOに抜群の相性を誇るのは、そのSUBARU BRZ R&D SPORTで過去に2勝を挙げ、ポールポジションに至っては山内英輝が4大会連続で獲得している。しかし、目下のサクセスウェイトは69kgと微妙なところ。予選はともかく、決勝では少々我慢の走りを強いられるのではないか?

上限の100kgに、すでに達しているのが4チーム。前回の2勝目でUPGAREGE NSX GT3、そして同ポイントのStudie BMW M4の荒聖治/ブルーノ・スペングラー組、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R、さらにmuta Racing GR86 GTの堤優威/平良響組が、もうその領域に達している。この4チームは、特にアップダウンに富んだSUGOにおいては、我慢の展開は避けられそうもない。

軽さが生かされるとするなら、わずか15kgしか積んでいないK-tunes RC F GT3の新田守男/高木真一組はどうだろうか? 同じ車で新田が2019年に3位となっており、相性は悪くなさそうだ。ここまで展開には恵まれずにいるベテランコンビだけに、今回こそろうかいな走りを見せてくれるかも。また、その年は高木がNSXで勝っている。ミッドシップ車との相性の良いコースとあって、Yogibo NSX GT3の岩澤優吾/伊東黎明組、ルーキーコンビを超ダークホースとして推してみよう。まだ30kgしか積んでいないことも、理由のひとつだ。

27号車 Yogibo NSX GT3

ならば、もっと軽いグッドスマイル初音ミクAMGの谷口信輝/片岡龍也組、SYNTIUM LM corsa GR Supra GTの吉本大樹/河野駿佑組はどうだ? それぞれ27kg、24kgは狙い目とは言えまいか。ともに優勝への渇望感は頂点にも達しているはずだ。

文:秦 直之

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ