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モーター スポーツ コラム 2023年9月12日

SUPER GT第6戦プレビュー|ここまでがウェイトMAXの戦い。重いチームは我慢を強いられ、軽いチームは我慢が実る!?

SUPER GT by 秦 直之
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結果、優勝は筆者的には、まるでノーマークだったARTA NSX-GTの福住仁嶺/大津弘樹組。しかも、ポール・トゥ・ウィンで、後続車両を大きく引き離していた。この時のサクセスウェイトは32kg。順当な勝利でもあった。だから予想は難しい……。

SUBARU BRZ R&D SPORTとSUGOの相性良しは、大いに知られるところだが…

SUGOで相性の良い61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT

運も実力のうちと、よく言われるものだが、前回のGT300クラスはそう思われてもおかしくない展開となっていた。まさに冒頭で記したような状況になっていたからだ。

サスセスウェイト100kgを積んでも、しぶとくポイントを積み重ね、前回も3番手を走行中のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-RのJ.P.デ・オリベイラ/名取鉄平組が、あろうことかホイールの脱落によってコースアウト、130Rでストップしてしまう。それ自体が衝撃的な光景だったが、直後にハッと息を飲んだのは、Bamboo AirwaysランボルギーニGT3とUPGARAGE NSX GT3がピットに入っていたこと。

FCYが出されることを見越し、咄嗟の判断で滑り込んでいたのだ。実際、FCYは提示され、それぞれ阪口夏月から松浦孝亮に、小林崇志から小出峻に交代し、最小限のロスでコースに送り戻されていた。もうひとつ運があったとすれば、UPGARAGE NSX GT3の方が素早くピットを離れており、これが何よりもの勝因となった。

ただし、単純に運が良かっただけとは言い切れない。まず、この2台はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rの背後を走っており、つまり4番手、5番手の好位置にいた。さらに、450kmレースの場合、GT300クラスでは義務づけられた給油を伴うピットストップ2回のうち、1回を早々に行うチームも増えているが、この2チームはそうはせず、むしろ均等割に近いタイミングで1回目を行なっていた。だから、ドライバー交代の準備もできていたわけで、先述の妙が光ったとも言えるのだ。

しかし、この後の2台はトップ争いに相応しいバトルを見せてくれた。追われる小出と追う松浦の間隔は、常に1秒前後。しきりに松浦がプレッシャーをかけるも、ルーキーの小出も屈せず。これでもし、それぞれ異なるメーカーのタイヤを履いていれば、展開も異なったことだろう。しかし、小出にとって幸運だったのは、松浦も同じヨコハマのタイヤを履いていたこと。

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