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モーター スポーツ コラム 2023年5月28日

【SUPER GT あの瞬間】坪井翔選手(No.36 au TOM’S GR Supra)「100点あげてもいいぐらいかなり完璧なレースをした。本当に強いトムスを見せることができた。」 | 2023 SUPER GT 第2戦 富士

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──宮田莉朋選手にバトンを渡す前に、2位との差をしっかりと広げました。クルマもタイヤもいいフィーリングで走れたようですね。

坪井:先ほども言いましたが、僕らは450kmを見据えた上でタイヤチョイスをしていたので、予選は苦しい状況になると思ってました。決勝も暑くなるという予想が的中し、ライバル勢はどこが弱点なのかなんとなくわかっていたし、僕らは強みを活かしたロングのペースをひたすら意識して(レース展開を)組み立ていたので、それが結果に繋がりました。第2スティントに関しても、ピットがすごく早い作業をしてくれてトップに立つことができて、そのあとひとりで走れたので。あれが2番手3番手で復帰してたらまた抜いてから引き離さなきゃいけない作業になるので、ちょっと時間がかかったと思うんですけど、あそこで前に出れたことによって結果的には10秒以上のマージンをしっかり稼いで(宮田が担当する)第3スティントに繋げることができました。第1スティントでしっかりガソリンも入れてましたし、10秒以上(の差が)あれば安心してタイヤ交換もしてもらえるような状況をちゃんと作れたのかなと思います。やっぱり切羽詰まってるとミスは起きやすくなるので、ゆっくりでもいいんで、しっかり確実にやれれば前に出られるだけのリードをしっかり築けてたと思うし、第3ステントに向けて僕自身やれることを本当にすべて完璧にこなせた結果だと思うので、非常にいいスティントだったんじゃないかなと思いました。

──優勝会見では『宮田選手が乗るので、のびのび乗ってもらえるように、少しでもリードを築いて走った』とコメントし、パートナーへの“思いやり”を感じました。その宮田選手は、スーパーフォーミュラでは違うチームで戦うライバルですが、4歳下の宮田選手に対して、坪井選手は“お兄さん”という感じでしょうか?

坪井:いや、別にそういうわけではないです。僕が年上ではありますが、あんまり“お兄さんキャラ”でもないし(笑)。その辺は平等にやってるかなって感じはあるんですけど……。(宮田)莉朋も僕に対して普通にというか、平等な立場で接してくれてんじゃないかな。まぁ、36号車としては僕のほうが先輩というか経験値がやっぱり多いので、エンジニアとのレースの組み方だったりとかタイヤチョイスの仕方だったり……っていうのは、今まで莉朋が37号車でやってた雰囲気とはまたちょっと違うのかなとは思います。莉朋は36号車として岡山の決勝はほとんど走れてないですし、予選も富士でやっとQ2を乗れたので、まだ多分右も左もいまいちわからない状況だったと思います。彼にはまずはのびのびとしっかり自分のパフォーマンスを発揮することだけを考えてレースしてもらえれば、彼の速さ、強さっていうのは知っているので何も問題ないし、そこはすごい信頼しきっていたので、思い切って走ってもらえるように変なプレッシャーを感じるシチュエーションじゃなくて、いいシチュエーションで彼にバトンタッチしたいなと思ってたので、それがしっかり実行できて良かったかなと思います。

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