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【SUPER GT あの瞬間】坪井翔選手(No.36 au TOM’S GR Supra)「100点あげてもいいぐらいかなり完璧なレースをした。本当に強いトムスを見せることができた。」 | 2023 SUPER GT 第2戦 富士
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子伊藤監督・宮田選手と勝利を喜ぶ坪井選手(左)
レースウィークの出来事をドライバーに振り返ってもらう「SUPER GT あの瞬間」。2023年シーズンも引き続き、どんなドラマがあったのか、その心境などをコラムにしてお届けします!
450kmと長丁場ながら、FCY(フルコースイエロー)やセーフティカーが一度も介入しなかった第2戦富士。実にクリーンなレース展開が繰り広げられたなかで、より速く、より強いレースをやってのけたのがNo.36 au TOM’S GR Supraだった。開幕戦岡山大会でチームを襲ったアクシデントで辛酸を嘗めたが、その経験をバネに富士ではチーム一丸で申し分のないレースを披露。独走で今シーズン初優勝を果たしている。その舞台裏をチーム3年目となる坪井翔選手に振り返ってもらった。
──今シーズン初優勝、自身としては21年最終戦富士以来となる2勝目となりました。改めてお気持ちを聞かせてください。
坪井翔(以下、坪井):久々の優勝だったので、素直にうれしかったのと、21年のときは結構周りの状況もあったり(※1)、僕らは優勝するしかなかったなかでなんとか優勝できたんですけど、今回に関しては、(開幕戦の)岡山のレースでチームとして結構悔しい思い(※2)をしたので、やっぱり悔しかった分、今回は前回のレースがあったからこその優勝だったと思うので、喜びとしては結構大きかったかなって思ってます。
※1:2021年最終戦富士は予選4位からスタート、快走を続けトップで周回を重ねてシーズン初優勝を果たす。タイトル争いでも、上位ランキング車両がトラブル等で好結果を残せず、36号車が大逆転でシリーズチャンピオンとなった。
※2:悪天候で慌ただしい展開となった今シーズン開幕戦の岡山では、予選10位から着実に順位を上げて優勝争いに加わる走りを見せていた。だが、レース後半、ピット作業でウェットタイヤへと交換するなかで作業ミスが発生。タイヤが正しく装着されておらず走行不能に陥り、レースを終えた。
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