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コース上では“ライバル”も、レースが終われば“仲間”……波乱のSUPER GT開幕戦で見られた、ひとつの復活ドラマ
モータースポーツコラム by 吉田 知弘修復作業は夜通し行われた。写真:筆者提供
「普段、ドライバーであれば『あとは、お願いします!』と言って、翌日に備えてホテルに帰りますが、今の僕はチーム監督という立場ですし、状況からしても、みんなを放っておくことができなかったです。あとは、みんながどんな気持ちでクルマを直すのかという興味がありました」
「モノコックの横にあるストラクチャーが潰れていたら決勝出走は不可能だったんですけど、まずクルマが帰ってきて、それが無事だということを確認して、(修復)作業に入っていきました」
「特にボディカウルの修復については、まずはどれが使えるのか、使えないのかをみて、TCDの方々にも協力してもらい、交換するカウルについてはカーボン地のままなので、カッティングシートを貼らなければいけなかったです」
改めて、マシンの損傷状況を説明してくれた脇阪監督。SARDのピットで、サスペンション周りなど、マシン本体の修復はSARDのピット内で行われ、同時進行で、トヨタ系チームをサポートするTCDのピットで、ボディカウルのカッティングシート貼りを実施。各所で作業を分担し、39号車の修復作業が急ピッチで進められた。
さらにボディのカッティングシート貼りは、脇阪監督自らが担当。まさにチーム一丸となって、マシン修復に取り掛かっていたのだが、そこに手を差し伸べたのが、GT300クラスに参戦するLMcorsaのメカニックたち。ちょうどTCDピットの隣が60号車のピットとなっており、慣れないカッティングシート貼りに四苦八苦する脇阪監督たちをみて、協力を買って出たのだ。
「LMcorsaのメカニックは僕も以前から知っているので、最初は冷やかしに来ていたんですけど、そのうちメカニックの中山さんが『良かったら手伝いましょうか?』と言って、カッティングシートを手伝い始めてくれました。そうしたら、自分たちのクルマの作業を終えたメカニックが集まってきて、最初は『GT500のクルマに触れて、いいな!』とか(メカニック中山さんを)茶化していたんだけど、気がついたら、みんな手伝い始めてくれました」
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