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モーター スポーツ コラム 2023年4月12日

SUPER GT第1戦プレビュー|スタートダッシュ決めて、シーズンを駆け抜けるのは、どのチーム、どのマシンか?

SUPER GT by 秦 直之
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ただ、再三述べているようにテストは、あくまでテスト。必ずしも常に速さを極めようとしているわけではなく、むしろ決勝を見据えて、強さを極めようとしていた可能性もある。蓋を開けてみるまで分からないというのが、本当のところである。

爪を隠すか、さらけ出すか。まだまだうかがいしれぬGT300クラス

公式テストで速さを見せた88号車 JLOC Lamborghini GT3。

GT300クラスで岡山の開幕戦といえば、何と言ってもリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rである。2021年から2年連続で制し、昨年はその勢いのままシリーズを駆け抜けて、チャンピオン返り咲きを果たした。今年はJ.P.デ・オリベイラのパートナーが名取鉄平に改められたが、大きな戦力ダウンにはならないだろう。むしろ野生味あふれるJPの走りから、若い名取が学ぶところはかなり大きいはず。ここは強烈な化学変化に期待したい。だが、岡山での公式テストでは12番手。その存在感が際立つことはなかった。これはもしかして……。

実はこのパターン、昨年とまったく一緒なのだ。これがKONDO RACINGの流儀のようで、速さより強さを重視していたのは間違いない。また名取のマシン習熟に多くの時間を割いており、そのことを考慮に入れても、名取がJPと遜色ないタイムで走れているのは、むしろ期待材料と言っていいのではないか?

逆の角度から見てみよう。公式テストで最速だったのは、JLOC Lamborghini GT3の小暮卓史/元嶋佑弥組。これも昨年と一緒なのだ。JLOCは常に「爪」を隠さない。かつ、速さだけなら誰もが認めるチームでもある。ウラカンというマシン自体も、岡山にはマッチしていて、FIA-GT3としてはトップレベルのコーナリング性能が活かされるのだろう。ただ、もうひとつ誰もが認めるところが、運のなさ。こればかりはどうにも……。チームの妥協を許さない姿勢が、限界を超えてしまっている感もある。

公式テストで2番手は、K’tunes RC F GT3の新田守男/高木真一組。岡山トヨペットが母体のチームなので、ここは絶対に勝ちたいところ。ベテランコンビの力走に期待だ。そして3番手はシェイドレーシングGR86GTの平中克幸/清水英志郎組で、GTA-GT300車両の最上位。ただ、この時はトップ10には、SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人組が8番手、muta Racing GR86GTの堤優威/平良響組が9番手、そしてHACHI-ICHI GR Supra GTの佐藤公哉/三宅淳詞組が10番手で並んだものの、今ひとつ存在感を欠いていた。

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