人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2023年4月12日

SUPER GT第1戦プレビュー|スタートダッシュ決めて、シーズンを駆け抜けるのは、どのチーム、どのマシンか?

SUPER GT by 秦 直之
  • Line

今年のホンダ勢は、ドライバーのシャッフルが目立ち、5台のうち体制不動なのはSTANLEY NSX-GTとAstemo NSX-GTの塚越広大/松下信治組だけ。またARTAがチーム無限とのコラボレーションにより2台体制とし、先に挙げた16号車はふたりとも新加入。8号車は野尻智紀の新パートナーとして、大湯都史樹が加わった。いずれも強力なラインアップといえまいか。この4台はいずれもブリヂストンを装着する。

唯一ダンロップを履くModulo NSX-GTは、伊沢拓也の新パートナーがルーキーの太田格之進となった。では、不利かというと、1台に勢力を集中できるメリットもあり、また太田はやはり1年目のGT300クラスで二度も表彰台に上がっており、爆発力にも定評のあるドライバー。ここは化学変化に期待したい。

今年は空力開発が凍結されているため、昨年からの大幅な進化はない。とすると、好調な理由はエンジンにあるのだろうが、そのものに加えて要素がもうひとつある。それが燃料だ。今年からGT500クラスは、全車カーボンニュートラル燃料(CNF)を使うこととなった。CNFといっても、それぞれながらSUPER GTで用いられるのはバイオマス由来の非化石燃料である。

厳密にいえば燃焼されれば、どうあれ二酸化炭素は排出されるが、例えば主原料となるアルコールは植物を蒸留して精製されており、その植物の成長過程で自然界から二酸化炭素を吸収しているため、燃焼時に排出されても「プラスマイナスゼロ」というのがCNFだと思って欲しい。オクタン値は開発が進んだ現在は、ハイオクのガソリンと遜色ないというが、燃焼効率や揮発性などが異なるため、プログラム等を改める必要がある。その点でホンダが一歩リードしているというのが、もっぱらの噂。

いずれにせよ、ホンダは来シーズンからGT500クラスにシビックを導入することを、すでに発表しており、NSX-GTに有終の美を飾らせたいと思っているはず。そこに例年以上の本気度が感じられてならない。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ