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モーター スポーツ コラム 2022年10月20日

吉田広樹選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)「プライベートでは友人である彼らといいレースができて、うれしかった」 | SUPER GT第7戦

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──レースを理想的にマネージメントし、独走に近い形で終盤を迎えたわけですが、そういうときは何かしら頭によぎるのでしょうか?

吉田:めちゃくちゃよぎってて(笑)。自分自身が去年の最終戦の富士でトップを走っていて、(他車と)当たって(タイヤを)パンクさせたので、もうそのことだけ最後まで(思っていた)……。こういうときこそ集中しないとまたミスに繋がると思ったんで、もちろん500クラスに譲るタイミングだったり、追いついた周回遅れのクルマとの距離感だったり……そこに気を付けて走っていました。逆にうしろに余裕があるから走り方を変えようみたいにすると、集中力が切れるだろうなと思ったので、そこからはあまり他のことは考えないで集中して今のパッケージでベストの走りをしようっていう走り方で最後まで走りました。で、最後の1周もマシントラブルに繋がらないよう縁石に乗らないようにしようとか、そういうことだけ考えて走ってたと思いますね。

チェッカーの瞬間

チェッカーの瞬間

──であれば、最終的に勝ちを確信できたのはファイナルラップの最終コーナーという感じですか?

吉田:そうですね。500クラスのトップとの兼ね合いで自分たちだけ1周多く走ることになったので、エンジニアにも“もうこの周は帰ってくるだけでいいから”、“タイムのことは気にしないで”みたいな言い方をされてたんで。その周(ファイナルラップ)に入ったとき……要は2位以下はチェッカーは先に受けちゃってるわけだから、もう大丈夫かなっていう気持ちでした。

──地元のレースをいい流れで勝って最終戦のもてぎを迎えます。川合選手の方にタイトル争いの権利がある(※2)のでアシストする形になりますが、どんなレースにしたいですか?

※2:吉田が欠場した第2戦富士で川合が1点を計上しているため、ランキングでは川合が37ポイントで5位、吉田は6位となる。

吉田:優勝を目指して走りたいなと思っています。去年、もてぎで優勝争いをして結局3位になったんですけど、そういうレースができたので、自分たちがまったく戦えないようなサーキットだっていう認識はないです。やるからには優勝を目指して、それに孝汰のチャンピオンが付随してくれたらいいなと思ってます。自分たちの優勝がマストですが、(チャンピオン獲得は)他の上位の選手たちの順位によるので、優勝だけ目指して走ればその後に付いてくるものだと考えてます。

──では最後に、「SUPER GT あの瞬間」恒例の質問。ここ24時間以内で感じた“ちょっと幸せなこと”を教えてください!

吉田:やっぱり優勝したことで、SNSなどで皆さんからお祝いのメッセージだったり、連絡をもらったりして。今回はオートポリスで(帰りの)飛行機が熊本からだったので、(空港で)関係者みんなから“おめでとう”って言ってくれて……。少なくとも、ここ2年近くは言う側でしかなかったんで(笑)、言われる側になって普通にうれしかったですね。

無料動画

【SUPER GT あの瞬間】SUPER GT 2022 第7戦:吉田広樹選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)

文:島村元子

島村元子

島村 元子

日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。

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