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吉田広樹選手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)「プライベートでは友人である彼らといいレースができて、うれしかった」 | SUPER GT第7戦
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子──ルーティンワークのタイミングは23周終了時。これは、2位の61号車とタイムギャップが10秒以上広がったのを確認できたからですか?
吉田:いや、それよりもやっぱり怖かったのは、セーフティカーが入ることでした。本来、僕らはミニマム(最低周回数)の19周で入ることを考えていたものの、やっぱりタイヤ(の持ち)が不安っていうこともあって、できるだけ(ピットインを)伸ばしたいねっていうのがウォームアップ時の状況でした。ただ、トップに立ったことで、周りに対してペースが悪くなければどんどん真ん中まで孝汰の(走行)距離を伸ばしていきたかったんです。でもそこでセーフティカーが出ちゃうと、ミニマムで(ピットに)入った組だったり、自分たちより先に入った組に対して難しいレースになってしまうというのがあったので、1周1周様子を見ながら(走り)……仮にそういうシチュエーションになれば、ドライバーの判断ですぐピットに入れるような態勢でチームと僕も準備して待っていました。セーフティカーが出ないかどうかと、僕らが誰と戦ってるかを考えて、(ピットインの)タイミングが23周目になったという感じです。
──このあと、ひと足先に作業を終えた61号車がうしろから迫ることになりました。コースへ出た直後はどんな気持ちでしたか?
吉田:コースに出た直後、チームが(61号車との)ギャップを教えてくれた時点では7秒ぐらいでした。そのときスバル(61号車)が2位だったので、はじめはそんなに僕が慌てなきゃいけないという状況ではなくて……。一方で、GT500クラスと一緒にレースをしているので、オートポリスではセクター3の上り区間は“譲ったり、譲られたり”のスペースを作るのが難しいというか、結構大きなロスになる区間なので、できるだけ500の皆さんの邪魔をしないように、ロスなく譲りたいっていうのがあって……。それと同時に自分も(コース復帰直後の)ウォームアップでタイヤをできるだけ使いたくなかったので、代わってすぐは後続を引き離すというより、絶対無理をしないで500との集団接触などのリスクを避けることや、タイヤを使わないことを意識して走ってました。
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