人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
SUPER FORMULA LIGHTSの2022年シリーズチャンピオンを決めた小高一斗。
全日本SUPER FORMULA LIGHTS(SFL)が先週2022年シーズン最終イベントを終えました。ここまでチャンピオンの行方はわからず、チャンピオン決定大会となったわけです。
SFLは、全6大会、各大会は3レース制で構成されていて、すなわち18レースの得点(有効ポイント制/得点獲得レースの80%)によってチャンピオンが決する規定となっている。岡山国際サーキットで開催された最終大会に小高一斗選手が太田格之進選手に13ポイント差をつけて乗り込んできた。ポイントシステムからは、この13点差は、チャンピオンに向けて絶対的な得点差とは言えなかった。予選のポールポジションが1点。決勝の優勝は10点。決勝中のファステストは1点。
第16戦は、太田選手がフルポイント12点を獲得。小高選手が3位でその差6ポイントまで詰められた。そして第17戦でセカンドグリッドからスタートを切った小高選手が自身でも「最高のスタートを切ることができた」というほどのスタートダッシュで首位に立ち、今シーズン8勝目をマーク。太田選手が3位となって、これで勝負あり。最終戦の第18戦で仮に太田選手が優勝し、小高選手がノーポイントで終わっても太田選手は、チャンピオンに手が届かなかった。太田選手は有終の美を飾り優勝。小高選手が4位で3点を獲得した。最終の有効ポイントでも6点差で小高選手がチャンピオンとなった。二人は1999年生まれ。今や日本のレース界では1999年生まれのドライバーの活躍が際立っている。
二人は、自動車メーカーのドライバー育成プログラムにお世話になっている。小高選手は、トヨタ。太田選手は、ホンダ。ここに至るまでもこの二人は、レーシングカートの時代からライバルとして一緒に戦って来た。現在、国内のトップカテゴリーに参戦しているドライバーの多くは、幼稚園生の時からレーシングカートに乗り始めてレースに出て、成績を残してステップアップして、今に至る。二十歳を過ぎて若手ドライバーとしてトップカテゴリーにはニューカマーとして名を連ねていても、すでに15年以上のレーシングキャリアを有しているドライバーは少なくない。
グローバルなフォーミュラレースシリーズは、F1、F2、その下にF3があって、日本ではSFLとしてシリーズが展開されている。ここでチャンピオンとなれたということは、世界中の関係者に名前を認知してもらい、実力を評価しもらえるところまで来たということ。
現時点で小高選手や太田選手の来シーズンのレースフィールドはどこなのかは分からないが、若きドライバーたちの今後の活躍を期待したい。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
FIA 世界耐久選手権(WEC) 2024 第2戦 イモラ6時間レース(イタリア)
4月21日 午後7:30〜
-
SUPER GT 2024 第1戦 岡山国際サーキット 決勝
4月14日 午後1:00〜
-
FIM 世界耐久選手権(EWC) 2024 第1戦 ル・マン24時間耐久ロードレース(フランス)[スタート]
4月20日 午後9:45〜
-
【限定】FIA 世界耐久選手権(WEC) 2024 第2戦・予選 イモラ6時間レース(イタリア)
4月20日 午後9:35〜
-
GTワールドチャレンジ・アジア 2024 第1戦 セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
4月20日 午後10:00〜
-
WRC世界ラリー選手権 2024 Round4 クロアチア・ラリー プレビュー
4月19日 午後1:30〜
-
WRC世界ラリー選手権 2024 Round4 クロアチア・ラリー パワーステージ【SS20】
4月21日 午後8:00〜
-
【先行】FIM スーパーバイク世界選手権 2024 第3戦 決勝レース2 アッセン(オランダ)
4月21日 午後8:35〜
モータースポーツ人気アイテム
-
1/18スケールモデル Sauber C9 No.63 Winner 24H Le Mans 1989 J. Mass - S. Dickens - M Reuter
-
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT No.16 TEAM Red Bull MUGEN GT500 SUPER GT 2022 Ukyo Sasahara - Toshiki Oyu
-
au TOM’S GR Supra No.36 TGR TEAM au TOM’S GT500 SUPER GT 2022 Sho Tsuboi - Giuliano Alesi
-
WRC Tシャツ グレー
-
WRC フーディ グレー
J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!