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大草りき選手(No.10 TANAX GAINER GT-R)「“雑草ドライバー”として、子たちに夢を与えられるようなドライバーになりたい」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子大草:僕、あの演出を知らなくて……。乗ってる感覚としてはただ(グリッドに)着いてるだけだったんですけど。場内放送というか音楽みたいのが(流れて)……動画をあとから見たんですけど、「うわ、これカッコいいな」ってめっちゃ見返してます(笑)。ほんとになかなかポールって獲れることが少ないと思うので、このタイミングでポールが獲れて、こんな経験をさせてもらえたんで、いいクルマを作ってくれたチームそしてダンロップさんには感謝してます。それもあって、初めての(ポール)スタートだったんですけど、僕の中でいいスタートは切れたかなと思います。
決勝レースでグリッドに向かう10号車 TANAX GAINER GT-R
──レース序盤はトップ3台がほぼ等間隔で周回が続きました。その先のレースはどのように組み立てていたのでしょうか。
大草:僕の中で思い描いてたレースのストーリーとしては、あそこで逃げ切るのは正直キツいなと思っていたので、とりあえず序盤にマージンを稼いで……(タイヤが)タレてしまったらガマンしようと思ってはいたんですけど。もうちょっと自分自身がタイヤの使い方を考えないといけないなという部分がありました。今回、2周目に全体ファステスト(タイム)で周回をしていたときに、ベストを出しすぎてしまったので、後半(タイヤの)タレがちょっと大きくなってしまった。タイヤの使い方をもうちょっと緩やかにしておけば、後半タレずに済んだかなと反省してますね。(9周目のダンプコーナーでNo.244 HACHI-ICHI GR Supra GTの先行を許したが)もうあの時点で僕のタイヤの方が244に比べて結構タレてしまっていて、あそこでブロックしても2人ともロスするだけだなと思ったので、僕ももう(トップを)守る気はなかった。なので、逆にさっさと行ってくれという感じでしたね。
──1回目のルーティンワークは23周終わり。奇しくもトップ3台が揃ってピットへ入る形になりました。10号車としてはどういう戦略でしたか?
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