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モーター スポーツ コラム 2022年8月5日

SUPER GT第4戦プレビュー 今度こそ、富士での450kmレースに期待。果たしてどんな展開になるのか?

SUPER GT by 秦 直之
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今回、最も気になるのはランキングトップで、あと1kgでサクセスウエイトが100kgに達する、藤波清斗/J.P.デ・オリベイラ組のリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rがどんなレースを見せてくれるのか、ということだ。前回も66kgを積んでなお予選で3番手。決勝はさすがに厳しいだろう……という予想を完璧にまで覆して、なんと3位でゴールしているのだ。藤波がレース後にポツリと語ったのは、「GT-Rが速いのではなくて、僕らが速い」という一言。これはヨコハマタイヤとのマッチングが、相当優れているということを意味していよう。このファイターコンビは、絶対に手堅いレースなどしてこない。ある意味、一か八かにも等しいレースを見せてくれるはずなので、大いに楽しみである。

このクラスでも、前回の予選をキーポイントとしたい。予選2番手だった、新田守男/高木真一組のK-tunes RC F GT3である。決勝では7位に甘んじたものの、それがゆえにサクセスウエイトはまだ20kgで済んでいる。何より久々に復活したベテランコンビは、しぶとさに定評を持つ。おそらく今回は予選がウェット、決勝はドライとなって、まったく対照的なコンディションとなるだろう。果たして、どれだけのチームがその両方にマッチさせられるか? その点で言えば、新田と高木の豊富な経験が活きてくる、と強く予想したい。

そしてもう一台、予選で最前列につけられれば、という条件つきではあるが、推したいのが井口卓人/山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTだ。富士との相性は滅法良く、小排気量であるハンデをコーナリングスピードの速さで、これまで何度もカバーし続けてきた。追う展開は苦手だが、逃げる展開は得意。ディフェンディングチャンピオンの意地を、そろそろ見せてほしいものだ。

ダークホースは、蒲生尚弥/篠原拓朗組のLEON PYRAMID AMG。このチームは戦術に長け、長丁場のレースでは「それもあり?」というレースを何度も見せていた。今回、義務付けられているのは2回の給油のみ。ということはドライバー交代やタイヤ交換に関して制約はなく、そのあたりで何かを駆使しそうな気がしてならない。これがハマれば、最後に笑っているのではないだろうか?是非とも想像の上を行ってほしい。

もちろん、GT500クラスも含めて、他のチームにも100周、450kmレースならではの、新たな戦い方というのを示してもらいたい。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:秦 直之

秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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