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モーター スポーツ コラム 2022年8月4日

スーパーフォーミュラ第6戦レビュー 笹原右京「諦めないでやることが本当に大事」 不屈の挑戦で掴んだ初優勝と、そこで垣間見えた“変化”

SUPER GT by 吉田 知弘
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最後まで坪井の猛追をしのぎ切って、念願のトップチェッカーを受けた笹原。その瞬間、彼の目に飛び込んできたのは、これまで苦楽を共にしてきたTEAM MUGEN、そして15号車のスタッフたちだった。

チェッカーを受ける笹原右京。

「チェッカーを受けて、みんなが(サインガードで)喜んでいたのが見えて(涙で)前が見えなくなっちゃいました。15号車のメンバーは今年の参戦が決まってから、徹夜続きというか、ほとんど寝ずに準備を進めてくれたりとか…そういうのを知っていましたからね」

「シーズンが始まってからも、一生懸命頑張ってくれていました。これでもかというくらい報われないタイミングがずっとありましたけど、開幕でポールを獲って、その時と同じ富士で優勝ができて、リベンジが出来たというわけじゃないですけど、今回の結果は素直に良かったなと思います」

パルクフェルメでは、真っ先にチームスタッフのところに駆け寄り、喜びを分かち合っていた笹原。この1勝は彼の中でも大きな変化をもたらしたかもしれない。

「結果を早く出したいという思いがすごく強くて、特に今年にかける思いが大きかったですし、ギリギリのところでシートが決まって、本当に『この1年しかない』という覚悟で臨んでいました。ここまで、けっこう1人で抱え込んでしまっている部分もありましたけど、TEAM MUGENのみんなが支えてくれました」

「本当に諦めずにコツコツと努力した結果が、報われたのかなと思います。レースは“水もの”で、色んな要素が必要ですが、それをしっかり自分たちの手で掴みに行けたのは大きかったです。開幕でポールを獲ってから、決勝どん底に落ちて、その後も、ここまでの道中も色々なことがありましたけど、本当に諦めないでチームとともに戦うと言う気持ちが大事なんだなと思いました」

トップカテゴリーにステップアップしてからは初めての勝利となった今回のスーパーフォーミュラ。笹原自身はSUPER GTにも参戦しており、今週末は第4戦富士大会を迎えるのだが、今までとは一味違った彼の走りが見られそうだ。

文:吉田 知弘

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吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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