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モーター スポーツ コラム 2022年4月8日

スーパーフォーミュラ 2022 シーズンプレビュー 連覇に向け、さらに完璧を求める王者

SUPER GT by 吉田 知弘
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「普段ドライバーが気にしないところまで情報をいただきながら、自分なりに考えたりしました。疑問に思ったことは、すぐに一瀬俊浩エンジニアに連絡をとって話し合いをしました。それこそ、工場でセットアップをしている段階の微妙なコーナーウエイトの違いとか、その取り方の違いとか……。本当に細かいところまで指定して『ここをみてほしい』みたいな感じで、とことん突き詰めました」(野尻)

TEAM MUGENの田中洋克監督をはじめチーム関係者に聞いても、相当な量のデータ分析を行い、レースに臨んだとのこと。それが功を奏し、今まで苦手としていた夏のもてぎラウンドでポール・トゥ・ウィンを飾り、チャンピオン獲得の可能性を大きくできたことが、昨年のターニングポイントだった。

昨年の野尻は、自身が主導しレースウィークの準備を整えるという雰囲気が垣間見えたが、彼の変化について、田中監督はこのように感じていた。
「(2021年の)彼からは自信をすごく感じました。チームに入って3年目ということもあり、野尻選手から『こういう体制でやりたい』という要望をしっかりと出してきて、それに応えられるように僕が動いた感じでした。あとは、ここ数年ずっとクルマのデータ採りに時間を費やしてきました。それがきっちりと蓄積されてきて、野尻が安心して走れる環境、信頼関係も含めて作れてきたのではないのかなと思います」

こうして野尻とチーム全員の力が融合し、7戦3勝という快進撃が実現したのだろう。
今シーズンは、カーナンバー1をつけることになった野尻。今まで大きな目標として掲げてきた“チャンピオン”を獲得したことで、心境面でも変化が生まれているようだ。

野尻は公式テストでは初日2位と好調さをみせた。

「(カーナンバー1は)乗っていたら自分からは見えないので、いつもと変わらない感じですけど、コースの内外から注目されると思いますので、色んな責任感を持ってやらなきゃいけないなという思いでいます」

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