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モーター スポーツ コラム 2021年11月1日

SUPER GT 第6戦:石浦宏明(No.38 ZENT CERUMO GR Supra)「色んなことが積み重なって自分たちに追い風が吹き始めた」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──エンジン交換によるペナルティが事前に決まっていた今大会に向けて、チームではどのような戦略を立てていたのですか?
石浦:今シーズンはFCY(フルコースイエロー)も導入されていますが、前回のレースでもセーフティカー(SC)が出ていたので、今回もSCが出る可能性があるという認識でした。(チームの状況としては)SCはすごくチャンスになるので、SCが出てチャンスが来たときにそれを活かして(前のクルマを)どんどん抜いていけるようなクルマや戦略にしておかないと、せっかく運が巡ってきても戦えないと意味がないと思っていました。逆に、SCが出なければ最後尾に追いつくくらいまでのところしか行けないようなビハインドになるので、”SCが出たときにどうやって這い上がっていくか”みたいな…… どちらかというと確率では低かったかもしれませんが、そこに懸けるしかないという感じでした。

ペナルティを消化してコースに戻る38号車

ペナルティを消化してコースに戻る38号車

──一方、オートポリス戦は2年ぶり。レースでは難しい展開になることも多いと言われますが、特に意識した点は?
石浦:オートポリスはタイヤにすごく厳しいサーキットです。ただ単純に摩耗だけでなくピックアップがついてしまったりと、過去にもそういう経験がありました。以前、本山(哲)選手が乗っていた23号車が後方からスタートして逆転優勝した(※4)こともあり、そのときもタイヤがうまく機能していたんです。オートポリスならではのレースが過去にあったことや、その頃から立川さんも自分もレースに出ている経験があったので、そういうことが起こりうるオートポリスで、いかにしっかり自分たちがタイヤ性能を引き出してチェッカーまで走れるか、それができれば意外なことが起こる可能性もあると思っていました。

※4:2011年第7戦。No.23 MOTUL AUTECH GT−R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)が予選12位から大逆転の優勝を果たしている。

──予選では、タイヤ選択がカギになりましたか?
石浦:2種類のタイヤがあるのですが、予選で前に行くためのタイヤもある中、決勝で安定して走れる__自分たちが公式練習走行の時点からしっかりと確認ができているタイヤを(予選用に)選択しました。ハンデ(サクセスウェイト)も軽かったので、このタイヤでも予選を通過するだろう思っていたのが本音です。なので、Q1で敗退したときは自分もショックでしたし、チーム全体が暗い雰囲気になってしまったので、自分としてはすごく責任も感じ、なかなか寝られないツラい夜を過ごしました。

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