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同一周回内に屋内/屋外が混在するという特殊なコースレイアウトで開催されたFORMULA E第12、13戦。
暑中お見舞い申し上げます。
特にオリンピック選手の皆さん、この酷暑の中での屋外競技は大変ですよね。
ええ、知っていますよ、その暑さ。SUPER GTの第4戦ツインリンクもてぎで実体験しております。
さて、先週末は、1年ぶりにFORMULA Eの解説のお仕事をいただきまして、シーズン7、第12戦、第13戦のロンドンの二連戦のライブ中継をメイン解説の由良拓也さんのお供をしました。ロンドンの中心部から数マイルにあるエキジビションホールの内と外にコース設定。屋内+屋外のコースは、FORMULA Eでは初めてでしたね。ピットリポートのお姉さまが、「ピットは屋内だから、雨が降っていても、濡れないわ(笑)」とお気楽コメントをしていましたね。ひどい、お姉さまです。
さてさて、第13戦は、ちょっと後味の悪い終わり方をしてしまいましたね。レース中に起きたことがとてもアナログ的だった。EV+デジタル的なFORMULA Eには似つかわしくなかった。
第12戦に増して接触が多く、セイフティカー(SC)がコースインすることもあり、そのセイフティカーランの最中にレギュレーションの隙をついて、奇策を展開したAudi Sportのデ・グラッシ選手がトップに立った。屋内のホームストレッチで起きたアクシデンでトストップした車両の排除、撒き散らかされたデブリスの清掃のために2回目のセイフティカーラン。SCがホームストレッチに差し掛かった時に8番手を走行していたデ・グラッシ選手がピットイン&ピットアウト。そして、SCの背後にコースイン。タイミングモニターには彼がトップに立ったことを示していた。
由良さんもボクも<あれー?>でした。SCがコースインしている最中FORMULA Eではピットの入口、出口共にオープン状態。SCがコースインしている最中は、コース上では追い越し禁止、隊列を見出してはならない。しかし、ピットロードはその範疇では無い。だから、この行為は別に問題では無い。しかし、ドライブスルーペナルティを受けた時以外は、自分のピット前で一旦停まらなくてはならない。なんと、映像ではAudi Sportのピットが障害物の陰になってしまっていて、デ・グラッシ選手が停まったかどうかがよくわからなかった。
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